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子どもは「悪い子に育てよう?!」

動画で解説

このページの内容を簡単に動画で紹介ています。


以下、文による解説です。

心学研究家「小林正観さん」は
子どもは言うことを聞かない悪い子に育てよう」と言いました

驚いたかもしれませんが、これにはちゃんとした理由があったのです

お釈迦さま

ではこの意味を順を追って解説していきます

よい子 悪い子

正観さんの言う
よい子とは
親の言うことをよく聞く子

悪い子とは
親の言うことを聞かない子 のようです

注意
ここでは「人に迷惑をかける悪い子」は省きますのであらかじめご理解ください

では、正観さんの言う「悪い子」の視点を変えてみましょう

悪い子は「親の言うこと」を聞かない子ですが
同時に、自分の考えをしっかり持った子でもあるのです

反対に「よい子」は、親から「こうしなさい」と言われたら
素直に従ってきた子であり
同時に、自分の考えを持たない子になります

将来的に親離れする時、もしくは親が死んだ時
親が安心できるのは「どちらの子」でしょうか…
当然、自分の考えをしっかり持っている子になるのです

お釈迦さま

ではここで、正観さんが関心した「子どもの例」をご紹介します

言うことを聞かない子

母親Aさん
大学生の娘に「40万の振り袖を作ってあげる」と言ったところ
「振り袖は要らないから、アメリカに留学する費用として現金で欲しい」と言いました
母親は「常識的に育ててきたのに、どうしてあんな変わった娘になったのだろう」と正観さんに相談しました

別の母親Bさん
大学4年生の息子が「卒業後は就職しないで、世界の国々を旅したい。旅費は自分で稼ぐから好きなようにやらせてほしい」と言ってきた
母親は「普通に就職して、普通に働いて、普通に暮らしてほしいのに…どうすれば説得することができるでしょうか」と正観さんに相談しました。

この二人の母親に正観さんは言いました
「大変素晴らしいお子さんに育てられましたね
私は教育の専門家ではありませんが
おそらく教育の本質というのは、
みんなと同じことをする子に育てることではなく
自分でものを考え、自分で生き方を組み立てて行けるようにすることであると思います

普通に就職をして、結婚をして子どもを育てて…というのは
親にとっては、安心ではありますが
しかしそれは、子どもの価値観(幸せ)とは違うかもしれないのです。
母親Bさんには後日談があります
家に帰り、正観さんに言われたことを息子に話したら
息子さんは言ったそうです

お母さんは、なにも変わらなくていいよ
今までどおりのお母さんでいい
僕は僕の生き方でやれるから

お釈迦さま

正観さんは、それを聞いてさらに「本当に素晴らしい子育てをなさいましたね」と感動されたのでした。
ポイント
面白いことに、歴史上の偉人だったり、文学・芸術・スポーツなどに名を残す人は
ほとんどが「悪い子」(自分の考えをしっかりと持った子ども)だったそうです

親が思いどおりにしないこと

子育ての悩みの多くは
「親が子どもを思いどおりにしたいのに、そうならないときに悩み苦しみとなります

最初から、子どもの人生を 親の思いどおりにしようとしなければ
悩みは軽減されるでしょう

「じゃあ、子ども無関心になれというのか」と言われそうですが
そうではありません

正観さん流の子育てとは

親が敷いたレールの上を、無理やり走らせるのではなく
子どもが自分の価値観で考えられる子に育てる

もちろん親は、人生のレールの敷き方について
いくらでも笑顔でアドバイスするのは構いません
よって「子どもに無関心になれ」ということではないのです

最後に

もし子どもが「一般的な考え」(親の考え)と違った時
「どうしてこんな子に育ったのだろう」と思わずに
「自分の考えを持てるようになったのか」と思えたら
悩みは軽減できるかもしれません

また親の理想のレールが、
子どもにとって幸せとは限りません

親子であっても価値観は違うのです

ですから「悪い子」を「よい子」に変えようとしなくても大丈夫です
だって、悪い子にはすでに「自分で考える力」があるのですから

子育ての「一つの見方」として参考にしていただけたらと思います

注意
子どもの人生の選択が、単なる「逃げの選択」だった場合は、
「逃げ」によって生じる影響や、「親の考え」などを笑顔でアドバイスした上で
子ども本人に決めさせるとよろしいかと思います😀
参考にさせていただいた書籍↓