動画で解説
このページの内容を簡単に動画で紹介ています。
心学研究家「小林正観さん」は言いました
自分と他人を比べないこと
つい私たちは他人と比べてしまいます
お釈迦さま
・体重が100kgの人
・足のサイズが30cmの人
この3つの中で一番大きい人はどれ?
どの人も、「ある規格」では大きいですが
「一番大きい人は?」という問いでは答えられません
では、この問いを変えてみましょう
自分と他人「優れているのはどっち」
そうです、私たちは
自分と他人を、「どっちが優れている」という基準で比べてしまいがちなのです
振り返るためにも、具体例を挙げてみましょう
比べると悩みになる
お金で悩む人は多いですが
自分と他人、お金があるかないかで比べていないでしょうか
仕事や給料で比べていないでしょうか
お金があってもなくても「どっちが幸せか」は比べられませんが
人生が「幸せ」「楽しい」と言ってる人と
人生が「つまらない」「苦しい」と言っている人では明確です
ですから、他人と比べずに、
自分が笑顔で幸せだと思えばそれでいいのです
たとえ他人が、豪華な暮らしをしていても
高級車に乗っていても自分が幸せを感じるだけです
続けて、
他人と「容姿や性格」を比べていないでしょうか
たとえ他人の容姿・性格がうらやましく思えても
人ぞれぞれにみな
個性や持ち味があって、比べることはできない
自分と他人を比べることは意味がないのです
比べずに、自分の持ち味を磨いたり
自分の内面を磨き、
人に喜ばれる人格であることが
「魅力的な人」といえるのではないでしょうか
続けて
他人と「評価」を比べていないでしょうか
Aさんは、仕事ができる…(勉強ができる)
上司(先生)から褒められている
これも先程と同様に
人ぞれぞれにみな
個性や持ち味があって、比べることはできない
自分と他人を比べることは意味がない
自分がその場所で「喜ばれる」ことを
やれる範囲でやればいいのではないでしょうか
なるべく笑顔でいるだけで、雰囲気がよくなります
口から出る言葉が肯定的なら周りを穏やかにできます
落ちているゴミを拾い綺麗にすれば、気持ちよくなります
人と比べずに、自分が「喜ばれる」ことをやれば
(神さまを含め)見てくれている人(評価してる人)が必ずいます
人間はみな優れている
正観さんは言いました
他人の人にはない優れたものを 人間は必ず持っている
つまり「あなた」も他人の人にはない優れたものを必ず持っています
ですから他人とは比べずに、自分のことをどんどん好きになればいいのです
他人と比べるから劣等感を覚え、
自分が嫌いになってしまうのではないでしょうか
「あなたはあなたのままでいい」のです
他人より充分「優れたもの」を必ず持っています
努力しないでいいのか
「比べなくていい」と聞くと
「じゃあ努力しなくていいのか」と思うかもしれませんが
そうではありません
自分への努力、目標は持っても構いません
ただ自分の中の問題(自分との戦い)であって
他人と比べることではありません
一般的な努力(基準)に自分を無理やり合わせるのではなく
「自分の中の楽しみ」として努力(自己研鑽)すればいいのです
他者同士も比べない
さて、ここまで「自分と他人を比べない」お話でした
ですが私たちは、「他人(家族)と他人」を比べても悩みなります
例えば
我が子とよそ様の子を比べていないでしょうか
仕事ができる部下と、そうでない部下と比べていないでしょうか
口うるさい上司と、理想の(想像上の)上司と比べていないでしょうか
何度もいいますが、他人(家族)は変えることができませんし
理想なんてきりがありませんから、永遠に悩み続けるだけです
自分の価値観の枠内に「当てはまるか」「当てはまらないか」で比べるのではなく
人それぞれの持ち味に焦点を向けると
相手の「いいところ」が見えだして、
好きになっていくかもしれません
そのほうが人生はきっと楽しくなると思います
最後に
正観さんのお言葉をもう一度おさらいしますと
人間の幸せの一つは
自分と他人を比べないこと
これに付け加え
他人と他人も比べないこと
私たちは「比べる」ことが当たり前で育ってきましたが
正観さんは
「ジョージ・クラベル」の世界から離れること と言いました
これを漢字に変換すると「常時比べる」となります
きっと以前よりかは、ラクに生きられると思いますよ