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人はなぜ不幸になるのか?
この動画の前半では
不幸になる理由を紹介し
後半では不幸にならない方法をまとめたので
ぜひ最後までご覧ください
精神科医 フロイトは
1856年~ 1939年 に活躍し
このようなことを言いました
私たちの時代以前
「幸せ」とか「不幸」を論ずる人はいなかった
まったく話題にしてこなかった
幸不幸を論ずるようになったのは、
私たちの時代辺りから
それはなぜか
昔の人々は
新聞・テレビ・ラジオなど
情報通信が発達していなかった
つまり他人がどういう暮らしをしているか
知るすべがなかった
皆それぞれが、嫁さんもらって
子どもをつくって
仕事して
家族で普通に暮らしてた
それを「幸せ」とか「不幸」と言ってなかった
このようにフロイトは言ったそうです
心学研究家「小林正観さん」はこれについて言います
幸不幸というのは、
全部 「人との比べ合い」から始まっている
幸不幸が 宇宙的に存在しているのではない
競う・比べる・争う心から全部始まっている
それをやめればいい
そしたら いきなり幸せが手に入るのです
ある人が29インチのテレビが壊れたので
29インチを買った
すると隣の人は32インチを買った
「なぜわざわざ32インチを買うのよ」と言って
35インチを買い直したら
隣は39インチを買い直した…
という話があるそうです
これは極端な例ですが
私たちが比べやすいものを挙げてみましょう
・容姿
・暮らし
・年収
・職業
・評価
など、比べだしたらキリがありません。
そして残念なことに私たちは
人と比べるクセがついてしまっている
なぜなら、
子どもの頃から 成績を比べられ
成績の良い方が、
高い評価を得られるという社会で生きてきました
そのため 無意識のうちに比べてしまい
「自分は不幸だ・自分はまだまだだ」と言って
勝手に落ち込んで 苦しんでいる
正観さんの言うように、
比べることをやめれば
もっと ラクに生きられるのです
では 比べないために どうすればいいか
2つ 紹介します
自分と他人と比べると
嫉妬の心が芽生え やがて不幸を感じます
例えば、職場で 同僚が 昇進したとします
ついつい心の中で
「なぜ自分ではないのか」
「なぜ自分は評価されないのか」と
嫉妬の心が出そうになります
これは 人と比べているからなんですね
次からは 比べずに こう考えてみましょう
お釈迦様の言葉に「随喜功徳(ずいきくどく)」があります
意味は
人の「幸せ」や「 喜ぶ姿」に、
同じ気持ちになって
心の底から喜んであげること
そうすれば (自分が)徳を積める
仕事だけに限らず
友人・知人に喜ばしいことが起こったら
喜んであげたり 祝ってあげる
すると「私」は徳を積んでいき
巡り巡って、自分に運が返ってくるのです
ここまで聞いて
「そうは言ってもなかなかできない」という人もいるでしょう

ですが ご安心を
正観さんは こう言いました
人格者になんてならなくていいんです
損得勘定でいい
つまり 随喜功徳も
徳が返ってくるのだから
損得勘定で 実践すればいい
損得であっても
徳はどんどん積まれていくし
口から出る言葉が 常に肯定的あるならば
自然と 人格者に 近づいていくのです
もちろん
本当に心の底から喜べる友人なら
損得抜きで喜んであげればいいのです
嫉妬したところで
自分に良いことは 何一つ起こりません
相手が敵になるかもしれない
反対に 喜んであげることで
相手は味方になってくれる
投げかけたものが返るので
随喜功徳を心がけるほうが
人生はスムーズでラクになっていくでしょう
続いて2つ目の方法が次です
お釈迦様は言いました
幸せ を心の外に求めると苦しみになる
お金 地位 名誉 など
すべて 永遠ではなく
これらによって本当の幸せは得られない
満たされたら、また次の欲望が生まれ
悪循環は尽きることがない
だから 心の外に求めるのではなく
心の内に幸せを求めよ
心は大自然のように無限に広がっている
欲望の心が外に向けば足ることを忘れてしまう
しかし心の内に幸せを求める場合は、心の満足が得られる
すでに足ることを知っているために執着から離れる

お釈迦様の言葉をわかりやすく言いますと
「何かを手に入れたら幸せ」という考えでは、本当の幸せは訪れない
なぜなら、人の欲望にはキリがない
一つ片付いても また次の悩みが生じ 苦しむだけ
足ることを知らないと 心の安らぎは得られない
比べずに 自分がいかに恵まれているか
すでに幸せだったことを知る
目が見える幸せ
息ができる幸せなど
そうすれば心が満たされ
執着から離れ
本当の幸せが手に入る
同時に人と比べなくなり
自分を低く評価することもなくなり
ラクに楽しく生きることができる
ぜひ、「足るを知る」ことも少しずつ実践されてはいかがでしょうか
私たちは「勝つことが正しい」と教え込まれた
だから 無意識で人と比べている
そして 無意識で負けたと感じ
勝手に不幸を感じている
正観さんは言われてました
その20世紀の価値観から
そろそろ抜け出していい時期に来ているのではないか
自分の生活の中で
「他人と比べない」
「世間と比べない」ことが身についたら
生きることがどれほどラクになるかわかりません
人は 比べなくても
それぞれ 素晴らしいものを
みな持っている
みなそれぞれ すでに幸せをいただいてる
ですから 人と比べなくても良い
そして 比べない 思想というのは
「自分」が救われるだけでなく
私たちの未来にわたって
楽しい生き方が 続くのではないでしょうか
参考にさせていただいた書籍↓