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心学研究家「小林正観さん」は
今までにたくさんの相談を受けてきました
相談者が言う「自分は不幸だ」 「恵まれていない」と嘆く人に対して
正観さんは「本当にそうでしょうか?」と問いかけることもあったそうです
捉え方によって 「幸せ」になってしまうこともあり
さらに、悩み・苦しみという現象は
本当はそのほとんどが
悩み・苦しむ必要のないものなのかもしれない と言ったのです。
お釈迦さま
砂漠の水
砂漠で遭難したとします
まる1日 水を飲まずに歩いていたら
目の前に水筒が落ちていた
その水筒には水が半分入っていた
そのとき
半分も残っている と思うのと
半分しかないと思うのとでは
受け取るものがちがう
「半分しかない」と思えば「不幸」になる
現象は同じ「水が半分あっただけ」
ただ、それを受け止める側の「こころ」が
その現象の価値を決めるのです
ここまで聞いて
砂漠で遭難中と聞けば
多くの人が 「半分の水」に感謝できます
ですが、現状ではどうでしょうか
お給料に不満は言ってないでしょうか
目の前の 生活に不満は言ってないでしょうか
感謝をすれば「幸せ」となるだけ…
「わたし」の「こころ」が価値を決めるのです
40歳は若い 若くない
アメリカのある心理学者が
40歳の男女2000人のグループを調査しました
Aグループはアンケートで「まだ40歳」というポジティブな人たち1000人
Bグループは「もう40歳」というネガティブな人たち1000人
この2000人の人が全員 死ぬまで調査は続いた
そして両グループの平均寿命を調べた結果
ポジティブ グループが平均して10年以上も長生きでした
まだまだ、あれもできる これもできる と考え続け
「もう40歳」という人は、「もう50歳」「もう60歳」
もうダメだ あれもできない これもできないと 考える続けたのでしょう
こちらも現象は同じなのに
本人の捉え方によって「幸・不幸」が変わっている
さらに、人生の結果(寿命)までもが変わってくるのです
ストレスを感じることになり
体や心を傷つけて、病気になりやすくなるのです
幸せ前半分
お釈迦さま
幸・不幸は互いにワンセットになっていると
例えば、「おいしい」という感情は
その前に「空腹」を感じてないと存在しない
ですから「おいしい」「空腹」はワンセット
怪我や病気は一般的に不幸だと思われています
足を骨折したら走ることはできないし、歩くことすら困難です
数ヶ月して、やっと歩ける 走れるようになったら
普通に生活できることが嬉しいに違いありません
足が自由に動くことに感謝できるようになります
生まれてから今まで、手足が自由に動くことに「感謝しろ」と言われても
感謝することは難しい
けれども自由にならないことを味わった後なら
手足が動くこと・日常が普通に遅れることの
喜びや幸せを噛みしめることができる
見方を変えれば、幸せを感じるための前半分だったといえるのかもしれません
稲と風
私たちが美味しくお米をいただけるのは
農家のみなさんが稲を育ててくれたおかげですが
天気や災害など影響があり簡単ではありません
例えば、台風で風が強すぎると
稲がなぎ倒されてダメになることがあります
ですが、おいしいお米ができる条件として
風は「適度に必要」だそうで
風という刺激(ストレス)によって
稲はより強くたくましく成長し
その結果 豊かな実りとなるそうです
これを人間関係に当てはめるとどうでしょう
人生に「嫌なことを言ってくる人がいる」
ですが、先ほどの「風」のように
嫌な経験のおかげで
より豊かに人格を実らせていくのかもしれません
現象に不平不満を言えばそれは「不幸」となり
感謝をすれば「幸せ」となるだけ…
(先程の寿命のように)人生が変わるのです
「嫌なことを言う人」にも感謝をしていけば
味方に変わるかもしれません
最後に
お釈迦さま
どんな現象も
「幸せメガネ」でみれば幸せに
「不幸メガネ」でみれば不幸に見える
いままで不幸と思っていたことを
幸せの前半分かもしれないと考えると
世の中が違って見えてくるかもしれない
残りの人生「幸」「不幸」どちらが多いほうがいいでしょうか
誰だって「幸せ」が多いほうがいいに決まってます
さらに残りの人生において「幸・不幸」の割合は、
本人の捉え方(見方)で変わるようなのです
明るく楽しい人生を過ごしていただけたら嬉しく思います
そのために、正観さんの
たくさんの見方を紹介できたらなと思っております