「人事を尽くして天命を待つ」正観さんの考え

このページの内容を動画で解説しています↓


以下、文による解説です。

人生はときに
「待つ」ほうがいい時もある

ことわざに
待てば海路の日和あり

意味は、慌てずに時を待てば、必ず良い機会が訪れる

他にも
人事を尽くして天命を待つ

意味は
自分のできることをやったら あとは天にまかせる

では、小林正観さんなら どう言うか?
今回は「待つ」というテーマで
正観さんのお話を集めてみました

ぜひ最後まで御覧ください

忍辱の時


正観さんは言います
仏教用語に「忍辱(にんにく)」という言葉がある
意味は耐え忍ぶこと

人生には
誤解や 理不尽から
悩む人もたくさんいるでしょう

ですが 自分が置かれた局面に
忍辱が必要なときがある

そういった局面を 耐え忍びながら
自分の生き様を
周囲の人に見てもらうことで
誤解が解けたり、
理解が得られたりするものなのです

ですから、現象に一喜一憂するのではなく
笑顔で淡々と過ごすといい

悩んでいても
より悪い方へ引っ張られやすくなります

投げかけた結果が 自分に返りますから
過去のことを考えすぎず

今を大切に 過ごしてみるといいでしょう

鳴かぬなら

戦国時代に
天下統一を目指した人物として有名なのが

織田信長 ・豊臣秀吉・ 徳川家康

この3人の性格を表現する言葉として

ホトトギスを詠んだ句がしられています

・鳴かぬなら殺してしまえホトトギス(信長)

・鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス(秀吉)

・鳴かぬなら泣くまで待とうホトトギス(家康)

ある時、正観さんは
こんな質問されました

「正観さんなら なんと詠みますか?」

正観さんのホトトギス↓

鳴かぬなら 鳴かなてくていい ホトトギス

人・物・現象を
自分の思いどおりにしようとしなければ…
「そのままでいい」と受け入れたら

悩み 苦しみは起こりませんよ
という思いが
この句には込められていました

ですから みなさんも
困難にぶつかった時は
鳴かぬなら 鳴かなくていい ホトトギス

これを思い出すと
心が落ち着くかもしれませんね

風流な人


たくさんの人生相談に乗ってきた正観さんには
よくこのように聞かれることがありました
「こういう場合はどうしたらいいですか?」
「今こんな状況ですが、やったほうがいいですか?やらないほうがいいですか?」

正観さんは決まって こう答えました

「風が吹いていますか? 川が流れていますか?」
この意味は、自分の意志とは関係なく
そういう方向性の流れが来てますか?ということ

なんとなく、その方向へ流されている

あるいは やる羽目になったという場合

流れにまかせる
すなわち「やればいい」ということ

偶然が2つ以上重なれば
流れが来てると考えていい

「私」の好き嫌いで 選ばずに
ある方向へ流されているなと感じた場合
ぜひ やってみてください
とてもラクで 楽しい人生へと展開するはずです
私はそのような人を 「風流な人」と呼ぶことにしました。

自分の神様とつながる

正観さんは言います

「ありがとう」をたくさん言うことは
自分の神様とつながるらしい
「自分の神様」とは守護霊さまのこと

武将であれ 政治家であれ
アーティストであれ
大きな仕事をしたひとは
自分の守護霊の存在を知っていました
すべてを守護霊に おまかせしたのです
これが「人事を尽くして 天命を待つ」の意味

自分にやれることはやったら、
後は おまかせ でいい

どんなに優秀な人でも
人間一人のちからなんて
大したこと ありません
ちっぽけなものです

もっと力を抜いたらどうでしょうか
力を抜くと 体がふわ~っと浮き上がりますよ
もうどうでもいいやと 抵抗しないでラクになってしまうんです

成果が上がらないのは
努力が足りないからではなく

足りないのは
周りの神々への感謝と
周りの人々への感謝です

そうすれば 自然と いい方向へ展開してくと思います

努力でどうにもできない時

なせばなる なさねばならぬ何事も」という言葉がありますが
たいていの問題はこれで 片付けることができます

しかし
人生ではときに
自分の努力ではどうしようもない問題を
ドンと突きつけられることがある

そんな時はどうすればいいか

その時、人間は
謙虚にならざるを得ない

謙虚になるとは
自分の力だけでは できないと思い定め
最終的には おまかせすること

おまかせするとは


目に見えない4者(神さま 仏様 聖霊さま 守護霊さま


そして目に見える4者(友人・知人・家族・自分の体

この計8者に「ありがとう」を言い感謝すること

すると
「ありがとう」を言われた8者から
共振共鳴を呼ぶのでしょう
なぜか手伝って 応援してくれるようになります


最後に

私たちが人生で「待つ」時は どんな時か

その多くは
立ち止まって考える必要がある時

つまり、物事がスムーズに行かない時ですよね

そんな時は、つい不安になったり
悩んだり しがちですが

お釈迦様は言いました

自分に どうにもできないことは

どうにもできないのだから

考えても仕方ない

人生をスムーズにしたいのなら

投げかけたものが返るので

たくさんの喜ばれる「投げかけ」を
続けるだけでいい

そうすれば、
「投げかけ」がまた自分に返ってきて

人生がラクに楽しく スムーズに運ばれるようになっていく

正観さんの「待つ」とは

ただ 「実践をやり続け、現象には不平不満を言わないこと」
このように思います

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