感情的にならないコツ「感情は別」

心学研究家「小林正観さん」の言葉に
感情は別」という言葉があります

「感情は別」をマスターすれば
日常でイライラしなくなり
自分が得する人生となるので
ぜひ最後まで 御覧ください

現象はゼロ


私たちがイライラしてしまう原因に
感情があります

正観さんは
イライラしないコツとして
「感情は別」と言いました

「感情は別」とは

例えば、
ボートに乗っているとします

すると後ろから突然、
別のボートがぶつかってきました
「危ないじゃないか」と
文句を言おうとしたところ
誰も乗っていませんでした。

もし、ボートに人が乗っていたら
怒って文句を言いますが
誰も乗っていなかったら
ボートに文句を言う人は少ない

無人でも 有人でも
「ボートがぶつかる」という現象は
どちらも同じ
それを「私」の感情で、
悪いことだと決めつけるから
イライラするわけです

この仕組みが分かってしまえば、
今日からイライラする出来事が起こる度に
「感情は別」と考えてみると
イライラせずに済むかもしれません

例えば、
駅で 誰かがぶつかって来た時に

現象は「ただ ぶつかっただけ」
「感情は別」と考えれば


イライラせずに済む

ところが感情で
「スマホ見ながら歩いたら危ないだろ」となると

怒りが込み上げる

喧嘩でもしようもなら、
トラブルになったり
運も下がります

このように 「感情は別」というのは

俯瞰して見るということ
俯瞰とは 自分を 高い所から見下ろし
冷静な判断をすること

すると イライラが少なくなり
自分が一番得をします

ですから、
日常でイラッときたら
「感情は別」
これで回避できるか考えてみて下さい

感情を克服する方法

「感情は別」と言っても
そう簡単に割り切れない
という人もいるでしょう

正観さんは こうも言います

「私は大した人間ではない」
と思い切ることができると、
ものすごくラクになる

普段から
「自分が大したもの」と思っているから
傷つけられた時に怒りが込み上げる

「じゃあプライドはないのか?」
という反論が聞こえてきそうですが
次のアインシュタインの言葉があります

弱い人は復讐をする
強い人は許す
賢い人は無視をする

この無視をするとは
もしかしたら、
自分の負の感情を無視する
という意味だったのかもしれません
まさに「感情は別」ですね

ですが 正観さんは
「感情を無視しなさい」
という表現はされていませんでした

正観さんがよく言われていたのは
「ぼーっとした人になるといいですよ」

ぼーっとした人とは、反応せずにゆるんだ人のこと

例えば、両端をピンと張った糸を
カッターで切るのはたやすいですが
片方しか留めてない糸を切るのは難しい

このことから
強靭な精神力の持ち主とは
「何を言われてもガードする人ではなく
言い返す人でもなく
ぼーっとして ゆるんだ人のこと

自分が ぼーっとするためには
「自分はたいした人間ではない」と
日頃 考えておくといいかもしれません

2つの問題

正観さんがとある女性から相談されました

「夫が脳腫瘍になり
余命2~3年と言われました
つらくてしょうがないです」

正観さんは この相談に
2つの感情があることを見抜きました

1つ目の感情は
「脳腫瘍をなんとかできないか?」
これについては、
正観さんは医者ではないので
その点は専門家に相談するのがよいと
女性に伝えます

そして 2つ目の感情は
「辛くて不安な気持ちををどうすればいいか?」
これについて正観さんは こう答えました

辛く悲しい感情が起こるのは
その現象を 否定しているからであって

その現象を受け入れれば
悩み 苦しみはなくなる

病気に 抗うのではなく

受け入れたうえで
夫を幸せにする方法がある

それは、
残り2~3年の間に

夫が「君を妻にして良かった
「君に会えてよかった」
本当に この2~3年は
幸せな時間だった」
と言える人生を
過ごさせてあげたらどうか

感情は別 にして
できることを やってあげればいい
毎日「私」が笑顔で温かい言葉を投げかけること

そうすれば
夫は幸せを感じ

妻は「やれることはやった」と
自分を責めることはなくなる

現象はゼロ
病気が悪いと決めつけるのは 私の感情

逆に「病気になって良かった」という人さえ
この世には存在するのです

逆に脳腫瘍を受け入れず
闘って、あちこちの病院へ連れ回し
手術や 抗癌剤の後、
2~3年 昏睡状態が続き
亡くなっていく人もいるのです

現象に文句を言わず
「今」を大事に生きることで
結果、悩み 苦しみは最小限に抑えられるのです

無感情な人間になる?!

ここまで聞いて

「感情は別って言うけど
なんか無感情な人間じゃない?」
と思う人もいるかもしれません

ですが正観さんはこのように言いました

アメリカNASAの
宇宙飛行士 訓練生は

実際に 宇宙に行って
2年間訓練する
時間にすると 合計 1400時間

なぜこんなに長いのかというと
それは「あることを試される」から

どんなに我慢強い人でも
宇宙ステーションという
隔離された状況の中

1000時間を超える訓練が続くと
その人の「本性」が出るらしい

訓練では、
ほとんどトラブルの回避を
シュミレーションします
人間関係も重要になってきます

その時に感情的になり
イライラして暴言をはいたりすると
その時点で
別モニターの試験官から
「あなたはもう帰っていいですよ」と落とされるそうです

このことから、
訓練をすべて終え 宇宙飛行士に なった人は
感情を我慢して 押し殺す人ではなく
「感情は別」で考えられる人

日本人で 宇宙飛行士になった人といえば
毛利さん 向井さん 若田さんなどが挙げられますが
この人たちは、無感情な人だったでしょうか
違いますよね
非常に魅力的な人たちでした

よって、「感情は別」と考えることが
決して無感情な人間というわけではないようです

潜在能力が開花する?!

正観さんいわく
私たちには、みな
潜在能力が隠されているようです

潜在能力とは
なにか特殊な能力が使えたり
ある分野で才能を輝かせたりなど

そして、潜在能力が使えるようになるには

次の2つを捨てること

1つは否定的な感情

怒り 嫉妬 憎しみ など

2つ目は 我欲

我欲とは、
ああしたい こうしたい
金持ちになりたいなどの執着のこと

夢・目標はいいのですが
執着するのがよくない

否定的な感情 と がよく
これら2つを捨てていくことで
潜在能力が使えるようになり
かつ、
自分の使命(天命)に気づくそうです

最後に

さて、どんな現象も
受け入れたら
悩み苦しみは無くなります

ですが、この「受け入れる」を
邪魔するのが感情です

ですから、
感情をわけて考えてみる

すると「すべての現象はゼロ」であり
それを色付けしているのが
「私の感情」にしかすぎないということに気がつけるかもしれません

もし、人生 なにかにつまづいた時は
「感情は別」
これで受け入れられないかどうか
試してみてはどうでしょうか

今回のお話が 参考になりましたら幸いです