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親や先生の 本来の役目をご存知でしょうか
この動画では
教育学博士「小林正観さん」を参考に
「本来の役目」を紹介します
ぜひ最後まで御覧ください
クラス全員が100点
正観さんの話を何百時間と聞いた人が
北海道にて 小学校の教師をやっていました
この先生は、新しい教育への試みをされたようですが
その試みとは
クラス24人全員に 100点をとらせること
しかし 全員が100点をとるのは
なかなか難しいことです
実際に テストをすれば 100点の子がいれば
90点の子 80点の子 …50点の子とわかれます
ですが、テストを返す時に、
答えだけでなく解き方を説明する
で、 同じテストをもう一度行う
すると 今度は
クラスの半分くらいが100点をとる
この工程を
クラス全員が100点をとれるまで
5回でも 6回でも続ける
そして、それを全科目 行うのだそうです
すると通知表は
生徒全員が 全教科 A評価になる
そしたら 一部のお父さん お母さんは
学校に飛んで来て言うんだそうです
「うちの子どもがこんなに成績が良いわけが無い
なにかの間違いですよね 先生」って
「お母さん それは認識違いですよ
あなたのお子さんはとっても優秀なんですよ
証拠もあります」と言って
全科目100点満点の答案を出して見せる
お母さんは 首をかしげながら 帰っていくんだそうです
結果、このクラスの子どもたちは
ぜんぜん違う子に育ってきた
順位付けをされないし
全部が100点満点なので
すごくイキイキして活気があるクラス
「何か みんなでやろう」というときには、
みんなが活発ですごくまとまったり
クラスに自閉症の子が一人いて
その子が意見を言う時
話し始めるまで3分ほどかかるそうですが
クラスのみんなは それをじーっと待つのだそう
「その子がしゃべるまで みんなで待っていようね」という教育をしているそうです
他のクラスや 他の学年に
トイレットペーパーを
トイレに詰めて いたずらした子たちがいた時
この24人の子たちは、
便器の中に手を突っ込んで
詰まっているトイレットペーパーを引っ張り出し
自主的にトイレ掃除をした子どもたちだそうです
「あのクラスの生徒は全然違う」と
他の先生たちも言い
校長も「この先生のやり方は 日本の教育界が 変わるかもしれない」と
もう一切口出しをしないことにしようと
全員の先生と話して
見守ったそうです
本来の教育
正観さんは言います
今の学校は「順位付け」をする場所に なっているが
本来の教育とは 「教える」こと
「覚えてもらう」こと
生徒たちを 比べ合わせることでも
競い合わせることでもなくて
いかに一人ひとりの良さを見い出すことができるか
これが本来の教育ではないか
何もできない子どもなんて
誰一人としていない
「好きなことをやっていいよ」って言った時
ある子どもは
ずっと泥遊びをするかもしれない
しかし、その子は将来
陶芸家になるかもしれない
「うちの子はゲームばっかりしています」という親がいますが
将来 コンピュータのエンジニアとか
ゲームソフトの開発者になるかもしれない
正観さんは言います
子どもには 神から埋め込まれた才能がある
子どもの頃に夢中になるのは、
損得勘定ではやっていない
高い収入が得られるとか、社会的に評価が得られるとかではなく
「なんでそんなことに夢中になるの?」というのをひたすらやっている
例えば、昆虫記を書いた 博物学者「ファーブル」は
1日中アリを観察していた
そのことを 止めさせなかった良き理解者のおかげで
世界の偉人として名を遺しました
もし「そんなバカなことやめなさい」と言われていたら
博物学者にはなっていなかったのかもしれません
このように
神から埋め込まれた才能を
きちんと見出してあげることが
親や先生の役目
子どもはみんな
ナンバーワンになれるものを持って生まれてきている
本当の教育とは
順位をつけることではなく
その子の持っているものを
いかに引き出してあげるか
いかに その子をのすべてを肯定してあげられるか
それができたら 子どもはすごく喜び
勝手に天才に育つ
天から与えられた才能を発揮するのでしょう
親の役割
正観さんは言います
親の役割は
子どもの才能を枯らさないこと
植物に例えると
子どもがアサガオの種を持って生まれてきたのに
親が「バラよ咲きなさい」と念じている
でも アサガオの種から バラは咲かない
その種でしか、その花は咲かないのに
「種と違う花になりなさい」というのは無理があります
親ができるのは 枯らさないこと
とにかく無事に育てるだけ
1:食べさせること
2:身の安全を保つこと
3:生活に適した環境をつくること
「そうした役割なだけ」だそうです
そして
それを受け入れたら
子育てがとても楽になるそうです
親は先生
多くの親が
子どもが言うことを聞かないとき
怒ったり、怒鳴ったりという方法をとりますが
言うことを聞いてくれない場合があります
反対に、今まで怒ってきた親が
怒らなくなった時
子どもが言うことを聞くようになることがあるみたいです
親は子どもからみて「先生」である
だって親のほうが先に生まれてきたのだから
先に生まれると書いて「先生」
親は子どもにとって お手本として生きること
怒鳴って 言う通りにさせるのではなく
「絶対に怒鳴らない・怒らない」人格を 見せると
子どもから尊敬されて 言うことを聞くようになるみたいです
怒りの感情はない
赤ちゃんの時は 3つの感情しかないようです
1つ目はやすらぐ
やすらいで 、すやすや 寝てる
2つ目は泣く
お腹が減ったとか、おむつが濡れているとかの要求を
訴えるために泣く
3つ目は笑顔
目が合うとニコッと笑う
赤ちゃんはこの3つの感情しか持ってきてないようです
私たちが持っている 怒り 悲しみ といった感情は
すべて 親や 社会から後天的に刷り込まれたとのこと
気に入らないことがあったら 怒ってみせるという方法を学習してきた
宇宙には「腹を立てる状況」というのは本来なく、
自分が勝手に腹を立ててるだけ
演技しているだけ
それを証拠に
安らぎと笑顔のときは
人は疲れないですが
怒ると疲れるのは
もともと持っていない感情を
演技するからものすごく疲れるんだそうです
もし 親が子どもに 怒らずに
「笑顔で言う」だけの 解決
法を教えていけば
子どもは笑顔で解決する方法しか覚えていかないようです
最後に
今回のお話はいかがだったでしょうか
子どもを枠に当てはめるのではなく
子どもは みんなナンバーワンと考えたら
教育も子育ても ラクで楽しいと思います
また 大人になった私たちは
問題の解決法として 怒らずに笑顔で言うという解決法を
次の世代に残せていけたらいいですね
参考にさせて頂いた書籍↓