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素敵な会社の辞め方

このページの内容を動画で解説しています↓


以下、文による解説です。

私たちが「会社を辞めたい」と思う時はどんな時でしょうか
その多くは人間関係が悪かったり 「不満」が募っていたりでしょう

ですが、そのような辞め方について
心学研究家「小林正観さん」は
それは「喧嘩別れ」だと言って、極力やめたほうがいいと言われました

なぜなら、
喧嘩別れをする人は、次の会社でも 必ず喧嘩別れをする
どの会社に行っても永久に、喧嘩別れを続けるというのです

そして運がまったく巡ってこなくなるのです

お釈迦さま

正観さんは言いました
ポイント
宿命とは「宿っている命題」であり、変えられないもの ですが
運命とは「運ばれてくる命題」であり、
人によって運ばれてくる、
人との出会いによって組み立てられているのですと

ですが、出会う人出会う人を敵に回す「喧嘩別れ」を続けていると
運が良くなることはないでしょう
ですから、「喧嘩別れ」はしないほうがいいみたいです

お釈迦さま

ではどすれば喧嘩別れをしないのでしょうか
それが次です

・重要な3つの「さ」

正観さんは仕事において「3つのさ」が重要だと言われました

ポイント
3つのさとは
ひたむきさ・誠実さ・奥深さ

「ひたむきさ」とは

ポイント
「この仕事をやってほしい」と言われた際、拒否したり、異議を唱えたりせず、自分に与えられた仕事を実直にこなす。自分の意見を述べるときは、すべての要求に100%応えてから。

歌謡界の女王 「美空ひばりさん」にこんなお話があります

私はディレクターから「こう歌ってくれ」と言われたことについては
拒否も異議も唱えたことはない
相手が若くても・未経験でも
要求されたことはすべてこなした

そのうえで上乗せして、「こうしたら」「ああしたら」と提案して
さらによいものを作ってきた
要求に対して「できない」「いやだ」と断ったことはない

まさに正観さんの言う「ひたむきさ」を実践し続けたお方だったのですね

「誠実さ」とは

ポイント
約束を守る。対外的に表明したこと、口にしたことについて、できるかぎり努力をすること。
やる気のないことについては、軽率に口にしないこと。
補足ですが
「言ったこと」に対して、一生懸命やったのであれば
たとえ実現できなくても
誠実さは伝わるとのことでした

こんなお話があります

ある会社で、8:30開始のところ、よく遅刻してくる社員がいました
本人が「もう少し、時間を遅らせてくれたら遅刻しない」というので
8:45開始に変えたのですが、それでも遅れてきました
9:00開始に変えても、遅れてきたそうです

この社員には「約束を守る」という「誠実さ」はないですよね。
そういう「不誠実さ」から、人間関係が悪くなったり、不満をもらしたりなど
やがては「喧嘩別れ」に行き着くのかもしれません
ですから「誠実さ」は大事みたいです

「奥深さ」とは

仕事とは関係のない「自分の世界」(趣味など)を持つこと。
料理 楽器 絵や書がうまい 鉄道に詳しい、俳句、釣り アニメのことなら何でも話せる、など、
ほかの人がとても及ばないような独自の世界を持っている人は、「おもしろい」し「魅力的」に映ります

そうすると
ずっと付き合っていきたい人になる

つまり友人が増えていくのです
友人を大切にすれば味方になってくれます

運は人によって運ばれるというのなら
味方は多いほうがいいですよね

「奥深さ」によって、魅力的な人になってしまうといいみたい

注意
ただ趣味といっても
ブランド品など「高額なもの」については自慢話になり、話せば話すほど嫌われるので注意が必要とのこと

辞職がダメではない

今回のお話は
辞職や転職が悪いことではなく「喧嘩別れ」が問題なだけです

もし辞めるんだったら、職場の人間関係をすべて味方にしてから辞める
(辞めた後、いつでも遊びにいけたり、歓迎してもらえるような関係)になってから
辞めたほうがいいとのことでした

応援団

職場の人間関係なんて、辞めてしまえば終わりでしょ
と思う人もいるかもしれません

ポイント
ですが、正観さんは言いました

職場の人たちとは
家族と同じか、それ以上の長い時間 苦楽をともに過ごしてきた仲間なのですから
その仲間が「あなた」を知らないわけはありません

付き合いが続いたのなら「応援団」を得たのと同じこと

つまりは、運を運んできてくれる存在なのです

最後に

いかがでしょうか

ポイント
もし、会社勤めをされているのなら、一人ひとりを大切にしたいと思えますよね
仕事を辞めようかなと考えていたのなら、なるべく味方にしてからのほうがよさそうです
退職した後でしたら、久しぶりに仲間に連絡してみてもいいかもしれません
相手からすれば、あなたも応援団の一人なのですから

お釈迦さま

今回のお話を
ぜひあなたの見方の1ページに追加していただけたらと思います

おまけ

ある新卒の女性が正観さんに相談しました
(昭和の時代ですが)
仕事といってもお茶汲みやコピーばかり…
私は雑用をするためにこの会社に入ったのではないと言いました

お釈迦さま

それに対して正観さんは笑顔で言いました

私が上司だったら 雑用に文句を言う人に重要な仕事を任せたいとは思いませんよと

参考にさせていただいた書籍↓