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正観さんが言った「仏教の四摂事(利行)の重要性」

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、文による解説です。

お釈迦さま

私たちの生き方において「本当の宇宙の真実」とはなんだと思いますか?

お釈迦さま

今回はそのことがわかる小林正観さんのお話を順を追ってご紹介します

菩薩の行い

仏教において
一般的には「悟り」を求める人菩薩ぼさつと言います

この菩薩の日頃からの行い(実践)が
4つにまとめられいてそれを四摂事ししょうじと言います

四摂事とは

1:布施

自分の持っているものを
人に分け与えること

2:愛語

いつも心のこもった言葉
思いやりの言葉をかけること

3:利行

周りの人に利益を与えること
周りの人を富み栄えさせること

4:同事

相手のことを思い、相手の立場で考え
行動や苦楽を共にすること

ポイント
このように四摂事とは
菩薩が「悟り」を開くための実践であり
「人間関係」をもよくする、お釈迦さまの教えなのです

お釈迦さま

この四摂事について正観さんは言いました
正観さんの言葉
「私たちは、仏の道であるかどうかということを問いかける必要はありません
ただ、この4つを、自分の日常生活に組み入れていくと
生きるのがとてもラクで楽しいものになります
豊かな生活、豊かな暮らしになると思います」

利行と現代

四摂事の中でも、
正観さんが「非常に重要なポイント」だと言ったのが
3番目の利行です

なぜなら、現代社会の教えは
自分が努力をして、頑張って
人よりも抜きん出て、「1番になりなさい」
「すごい人になりなさい」
と教えています
つまりは、他人と「競って・比べて・争うこと」が当たり前の世の中なのです

努力や頑張りによって、幸せを得られているのならよいのですが
やりたくないことを、無理やりやらされていると

人間は不幸に感じてしまいますし
また、努力をしたのに、望みが叶わなかった場合
悩み・苦しみの元になってしまうのです

利行は己を豊かにする

一方、現代社会の教えとは反対に、
約2500年前、お釈迦様
まったく違う考え方の「利行」を説いていたのです

つまり、自分が抜きん出るのではなく
周りの人の利益を考えることが真理なのだと…

そのことから正観さんは
自分が抜きん出て「すごい人」になるよりも
周りの人を潤わせてあげようと考えるほうが
人生は楽しくて豊かになると言いました

さらには、人の幸せを優先させるほうが「よりやる気」がでるように
人間の心が組み込まれているようです

なぜなら「人間は喜ばれると嬉しい」という存在だからです

なので「仕事が楽しくない」「人生がつまらない」という人は
「自分がすごい人になる」「周りよりも抜きん出る」という努力をやめて
周りの潤い」を第一に考えてみると

ラクで楽しい人生になるのかもしれません

仕事と利行

正観さんは仕事の本質として
「いかに売上をあげるかよりも
いかにお客に喜んでもらえるかを、考えることが重要だ」と言いました

まさに、根本には「利行の考え」がありますね

なぜなら、「いかに喜ばれるか」を考えながら仕事をしていると
不思議と、仕事・お金に困らなくなるようです

宇宙の仕組みとして
周りの人を潤わせることは
必ず自分に戻ってくるようです

利行と人間関係

正観さんは「投げかけたものが返ってくる」と言いました
笑顔を投げかければ、たくさんの笑顔に囲まれるようになり
不機嫌を投げかければ、不機嫌に囲まれることになります

同じくして、
周りの人を潤うように(利行を)投げかけると
いつのまにか、自分が潤いのある生活を送るようになるそうです

ポイント
すなわち、
周りを豊かにしてあげようと思う心こそが
自分を豊かにすることに繋がるのです

まとめ

私たちは
努力をしなさい
頑張りなさい

人より抜きん出なさい
という教育を受けてきました

しかし、お釈迦様や正観さんの言うように
私たちに努力や頑張りは必要なく
人から喜ばれるように、目の前のことを
笑顔で淡々とやるだけでよいのかもしれません

そうすれば
努力をしなくても、お金に困らず
ラクで楽しい人生を過ごせるようです

たとえ大金を手に入れなくても、
毎日が「幸せだ」と言えるような人生を送れるのかもしれません

お釈迦さま

最後に正観さんのお言葉でお別れしましょう
正観さんの言葉
本当の宇宙の真実とは
競うことでも、比べることでも、争うことでもなく

周りの人と溶け合い、お互いに助け合い
周りを潤わせるような
そういう考え方・生き方ではないでしょうか…
参考にさせていただいた書籍↓