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人からの誤解を解く方法(小林正観さん)


以下、文による解説です。

人生では 人から誤解されて
人間関係が悪化することもありますよね

では、誤解されたときはどうすればいいのでしょうか

お釈迦さま

そこで心学研究家「小林正観さん」の
誤解について役立つエピソードを2つご紹介します

1:お釈迦様の話

お釈迦様が旅の途中

ある国王から
我が娘と結婚してほしい」と言われました

ですが、お釈迦様は修行の身だったので
女性に興味はないと答えた

これを聞いた王女は「私に魅力がない」と否定されたように捉えて激怒した
国中に「釈迦の言うことを聞いてはならない」と触れ回りました

そのせいで、
街に食べ物を買いに行っても、誰も売ってくれない
宿も泊めてくれない

そういった日が続き
付き人のアーナンダはとうとうお釈迦様に言いました

「お釈迦様。この国から早く出ましょう 隣の国なら、もう少し良い扱いをしてくれます」
「アーナンダよ。ではこの国から離れて何ヶ月か経ったら誤解が解けるのか
「…解けません」
「そうだろう。だったら、私たちはここに踏みとどまって私たち自身を見てもらうほかない

こうして国に留まった結果
やがて誤解は解けたとのこと

お釈迦さま

これについて正観さんはいいます
仏教用語に「忍辱にんにく」という言葉あります
意味は耐え忍ぶこと

人間には、自分が置かれた局面に
忍辱が必要なときがある

そういった局面を耐え忍びながら
自分の生き様を周囲の人に見てもらうことで
誤解が解けたり、理解が得られたりするものなのです

誤解や理不尽から 悩み苦しむ人もたくさんいるでしょう
けれども、いちいち一喜一憂せず
ただじっと耐える
何も考えず
五戒ごかい不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句)を言わずに
淡々と受け入れる
そういった姿勢を投げかけた結果が自分に返ってきます

お釈迦さま

続けて次のエピソードです

神崎与五郎のお話

江戸時代のお侍
神崎与五郎という方がいました

自分の命をかけてまで
主君の遺恨を晴らしたお侍さんです

その準備段階の時に
屋台で隣り合わせた町人に絡まれました。

町人は、与五郎が赤穂の出身だとわかると
今、大変な状況なのに家臣であるアンタはなにもしないのか?」といって悪態をつきました。
意気地なしだの
頭から酒をかけらたりしましたが
暴動を起こせば計画が失敗するので耐え忍んだそうです

お店の店主は、ケンカが起こるとおもってハラハラしましたが
与五郎は店を出る時に「そのうちにわかる」とニコッと笑顔で出ていったそうです。

その後 与五郎は 主君の敵討ちをはたし
幕府から切腹を命じられました

この行動は「赤穂四十七士あこうしじゅうしちし」のお話で知られ、
民衆から喝采を持って迎えられたとのこと

例の町人は 与五郎の墓の前で
地面に頭をこすりつけながら
神崎さん申し訳なかった 許してくれ」と号泣しました
町人は、それから一生
与五郎の墓の世話をする墓守として生きたそうです

お釈迦さま

これについて正観さんは言いました
神崎与五郎は決して言い訳をしなかったんですね
弁解も弁明もしなかった

ただひたすら 生き様や後ろ姿を見せ続けた
そういった誤解を解く方法があるのです

人間関係において
謝っても聞いてくれない
誤解が解けないというのは
つらいことですが
後ろ姿(生き様)を見せて
「あー私はあの人の誤解をしてたかもしれない」と思わせたら
それで良しなんです

誰かに誤解されても
それをどうしても「解きたい、解きたい」と思う必要はない
誤解されてもいい
いつかは分かってくれると思いながら
生きていけばいいんじゃないですか

最後に

人間関係が100%自分の思い通りにいくことはありません
誤解が生じることも、人生にはしばしばあります

その度に
「なんでこうなったんだ」
「なんでわかってくれないんだ」という思い(執着)は
悩み・苦しみの元になります。

反対に、目の前に起こったことをすべて受け入れる
そうすれば「悩み・苦しみ」はなくなります

その上で、自分がどう生きるかだけ
自分が決して五戒を言わず
笑顔で 今 目の前の人を大事にする
出会う人をすべて味方にしていけば

誤解をした相手は
「私はこの人のことを誤解していたのかも」
「たまたま悪いタイミングが重なっただけだったのかも」
誤解が解けるかもしれません

もし、一生誤解が解けなくても
それはそれで構わないのです

人生はすべてシナリオどおり

「誤解を解く」ための執着に
エネルギーや時間を浪費するより

今、目の前の事 目の前の人を大事にすれば
必ず 人生は好転していくとのことです

お釈迦さま

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参考にさせていただいた書籍↓