動画で解説
このページの内容を簡単に動画で紹介ています。
「未来は私たち一人ひとりにかかっている」
決して大げさでもなく
希望的観測でもないと言える
この言葉の意味を
順を追ってご紹介します
キャーの遺伝
私たちの多くは
ゴキブリ・蛇・蜘蛛を見た時
「キャー」と言ってしまいます
ですが、生まれて初めてそれらを見た幼児は
「キャー」とは言わずに
見つめたり、触ろうとさえします
同じように「キャー」と言うようになるのか…
それは、親や祖父母、周りの人たちが
「キャー」と叫んできたから
親たちから「キャー」と叫ぶことを学習したのです
これを正観さんは「キャーの遺伝」と言いました
「キャー」と言うことが、
その家族・家系に延々と まるで遺伝のように続くから
キャーの遺伝は、
生まれながらに備わった
先天的遺伝ではなく
生まれてから身につけた
後天的遺伝なのです
「キャー」だけではない
お釈迦さま
親から殴られて育った子供は
気に入らない相手をすぐ殴るようになる
親が気に入らないときに怒鳴って育てた子供は
気に入らないときに怒鳴るようになる
お釈迦さま
会社でも遺伝は起こります
自分のやり方を押し付ける
横暴な上司の下で働く部下は
辞めていくか、10年20年と続けた場合は
その人が上司になったとき
同じ横暴を部下に繰り返します
お釈迦さま
人間関係や社会に対して
自分の思い通りにならないときに
競う・比べる・争う・恨む・憎む・呪う
このような解決法を選んでいると
同じようなことが繰り返され、
やがては戦争へと発展しかねません
よい人格も遺伝する
「キャーの遺伝」はなにもネガティブな面だけではありません
例えば、子供がコップを落としたとき
「なにやってんの!」と怒らずに
「大丈夫?怪我はない?」と穏やかな対応の家系は
穏やかな遺伝(人格)が続くのです
そのような対応しか知らずに育てば
問題に直面したときに
絶対に怒らない・争わないという意識が遺伝してくのです
子どもの前で夫婦が
いつも仲良く思いやりを持ち接していると
それを見て育った子どもは
大人になって結婚すると
そのように家庭を築くのでしょう
このように家庭環境によって
いいところも、悪いところも
後天的に身に付いていくのです
100年後か1000年後
絶対に争わない意識を
子どもに教えたり
周りの人に働きかけて伝えたとします
1年で1人、10年で10人に伝えられたとします
そうして教えられた10人が
次の10年で10人に働きかけて
意識を変えていく…
そうすると100年後には100億人になります(10の10乗)
つまり、世界人口の約80億人を超えているのです
子どもに、
どんなことがあっても人を殺してはいけない
戦争をしてはいけない
周りから喜ばれる存在になりなさい
と教えていく
2人の子どもを持ち
同じように教えていく
一世代を30年とすれば
33世代で1000年
2人の子供が それぞれ2人の子どもに教えていくと計算すると
33世代後には86億人になる(2の33乗)
つまり西暦3000年代には
人類がすべて自分の子孫ということ
今、自分の子どもに教え込んだことが
1000年後にすべて人の意識になる
その場合の「あなた」は祖先神にもなる
ですが、気に入らないときはすぐ戦えと
子どもに教えていけば
1000年後には攻撃的な子孫だけとなり
化学兵器が進化した未来ではどうなっているでしょうか
そうなったとき、
30世紀の人からすれば
祖先のワタシたちは「悪魔」だったことになるのです
なので正観さんは
「未来は私たち一人ひとりにかかっている」とおっしゃったのです
最後に
いかがでしょうか
とても考えさせられるお話でしたが
なにがなんでも「未来を変えてやるんだ」と意気込む必要はありません
ただ自分自身が、争わないことを実践し続ける
それを周りの人に
背中で見せていけばいいと思います
そうすれば、そのような意識が自然と広まるのではないでしょうか
少しずつ、変わっていくのかもしれません
そして実践をすれば
得をするのは自分自身です
自分の心はいつも安定し、
家庭では穏やかな時間が流れ
職場でも、離職率が下がったり、
社員が活き活きと個々の能力を発揮するなど
将来性が上がることは言うまでもありません
私たちにできることは、正観さんの言葉を教訓にして
自分が実践することに尽きるのかもしれませんね
出来事をすべて肯定的に捉える。
そして、淡々と掃除・笑い・感謝を続けていくだけのようです。