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子どもの不登校に親ができること

このページの内容を動画で解説しています↓


以下、文による解説です。

年間300回を超える講演家「小林正観さん」の元には

いろいろな相談が寄せられました

その中に「子どもが不登校です どうすればいいですか?
という母親からの相談が年間100件あったようです

ポイント
それに対し、正観さんの答えは
「不登校がいけないと誰が決めたんですか?」
「現象を受けれいたら問題はなくなります」

答えはここで終わりではありません
この動画では、正観さんの「不登校」に対する考えをまとめたので
ぜひ最後までご覧ください

子どもの気持ちを理解する

子どもが不登校になったとして
不登校の理由を聞いても
多くは答えてくれないでしょう

犯人探しをしても あまり意味がないようです

お釈迦さま

なぜなら、次のことが予想できます
ポイント
子どもが先生に相談したとする
先生は いじめっ子を呼び出し

「いじめてるのか?」と聞きます
いじめっ子は「してません」と答えた後

「お前 先生に告げ口しただろ」と言って
さらに いじめがひどくなる

親に相談しても、親が「子どもの人間関係」に入ってくることはできないし、
「親→先生」に相談しても結果はさっきと同じでしょう

親が「なぜ学校に行きたくないの?」と聞いても
真相や真実を話せないこともあるのです

子どもがいろんな状況を考え抜いた結果

先生にも言えないことがある
親にも言えないことがある
誰にも言えないことがあって

状況を全て知っているのは その子だけ
その子が 何も解決する手段を持たないので
仕方なく 不登校を選んだ

不登校とは、
何も解決手段を持たない子どもの
最後の最後の叫び であるようです

不登校に感謝ができる

もし、不登校を選んでいなかったら
子どもは自殺していたかもしれません

ひどい いじめがあるのに

親からは「学校に行け」と言われ続ければ
居場所がなくなってしまうからです

不登校というのは、見方を変えれば
死を選ばずに
家が最も安心できる場所
逃げ込める場所と判断した

ポイント
親からすれば
最後に安心できる場所として我が家を選んでくれてありがとう」と感謝することができるようです
感謝をしたのであれば、もう「不登校が問題だ」と認識することはなくなるようです

親ができること

不登校の子どもに対して
親ができることは
「あなたがどういう結論を出したとしても、お母さんはあなたの親なのだから、ずっとあなたの味方をしてあげる」と言ってあげること

間違っても、常識どおり 学校に行かせることが正しいんだと思い込むことをやめる
子どもを親の思いどおりにすることをやめる

これが「不登校を受け入れる」ということ

不登校を受け入れて
子どもを丸ごと愛してあげる

「あなたはあなたのままでいい あなたが あなただから好きなのよ」
と言ってあげられることが、本当にその子のことを愛していることになる

注意
親の希望どおりに育たなかったら「愛せない」というのは
本当の愛ではありません

親がずっと味方であるのだ ということを示し続ければ
子どもは本当に安心して、
信頼して心を開いてくれるかもしれません

大事なことは親が思いどおりにすることではなく
受け入れてあげることなのです

ポイント
多くの親は、自分の子どもを思いどおり(望みどおり)に育てたいと思っている
そのため 親の思いどおりにならない時に

それが「気に入らない」「気に入らない」と言っているだけ
親が受け入れたら、どこにも問題はない

騒いでいるのは「私」だけ なのです
ですから 不登校だろうが最初からどこにも問題はない

学力が心配

親が不登校を心配する理由の一つに
学力がついていけなくなる」
これがあると思います

ですがこれも、親が子どもを思いどおりにしたいだけなんです
「いやいや、子どもの幸せを思ってのことです」と言いたいかもしれません
ですが、こんなお話があります

ある高校生の母親が正観さんに相談しました
「子どもが進学校をやめて 普通の高校に行きたいといっています
どうすればいいでしょうか」

行かせてあげればいいじゃないですか
「それは困ります いい大学に入れなくなる」
いい大学に入るとどうなるんですか?
「いい会社に入れます」
「良い会社に入るとどうなるんですか?」
「幸せになれるでしょう。今を頑張ることがこの子の幸せにとって大事なんです」
「今は幸せでなくていいんですか」
「今我慢することで、7年後(高校+大学)幸せが来るじゃありませんか」
「お子さんが7年後まで生きている保証はあるんでしょうか?」
「…」

ポイント
親が7年後まで生きている保証はあるんでしょうか?
そうなったら悔いが残りませんか?
勉強 勉強言わないで、笑顔で仲良く暮らしておけばよかったって…

死ぬことはなかったとしても、
甘えるな 休むな」と厳しいことしか言わなかった親に対して
卒業後は…親によりつかなくなるかもしれません

このように
「子どもの幸せのため」と思いがちですが
本当は「親が思いどおり」にしたいのです

さて、話を戻しますと
不登校は学力が落ちると心配しなくていいみたいです
なぜなら
「学力が落ちたらいけないと 誰が決めたのですか?」
子どもの幸せは、学力では決まらないのです

世の中には、
中卒でも 社長になって 幸せだと言っている人がいる
反対に 一流企業に入っても 本人が不幸を感じるかもしれない

ですから学力を気にするよりも、
親は「どう生きるか」を教えてあげる

壁にぶつかっても メゲない子に育てる
そのほうが子どもにとって 幸せかもしれませんよ

ポイント
親はただ、サポート役に徹するだけでいい というのが正観さん流です

子どもに無理やり敷いたレールを走らせるのではなく
道に迷わないように 灯りを灯すだけでよいのかもしれません

住職と不登校

とある父親が「子どもが不登校で悩んでいます」と
円通寺えんつうじの住職さんの所に相談に行きました

住職は言いました
「私にはそれを解決する力はありません
ただ 毎日早朝に 坐禅を組んでいるので
それに参加して
一緒に何かを考えるのは構いませんよ」

父親は、子どもを連れて
毎日車で 早朝の坐禅に参加しました
半年 経った頃
父親は住職に こう言いました
「毎日 このお寺に2時間かけて通っているうちに
息子とたくさん話をするようになりました
その結果、息子はとても明るくなり
学校にも行くようになったのです
本当にありがとうございました」

この父親のように
子どもとたくさん話したり
「親はいつでも味方」という姿勢であり続けると
不登校が治ることがあるようです

最後に

さて、正観さんの言葉
「不登校がいけないと誰が決めたんですか?」

この言葉の意味を なんとなくわかっていただけたのではないでしょうか
子どもを丸ごと「受け入れる」ことは、
不登校に限らず 子育ての悩みが消滅します

なので、全部とは言わなくても
できる範囲で受けれてみるのもいいかもしれません
子育ての悩みが 少しでも軽くなっていただけたのなら幸いです

参考にさせていただいた書籍↓