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必死になると「死」に近づく(横尾忠則さん-病の神様)


以下、文による解説です。

ポイント
心学研究家「小林正観さん」は言った
「死にたくない、死にたくない」
と必死になれば なるほど
「死」に近づく

「必死」という漢字は
「必ず死ぬ」と書く

お釈迦さま

では そのことを考えさせられるお話をお届けします

対極な二人

正観さんの本に登場する
横尾忠則よこおただのりさんという美術家がいます
横尾さんの著書「病の神様」では
対極な2人のエピソードが載せられていました

一人目「Aさん」は手相の生命線が長く
「長生きの相」が出ていた

宿命的に長生きが約束されていることを 知ったにもかかわらず
それでもAさんは常に健康であるべきだと
毎日ジョギングをして

帰ってきたらうがいをするのが日課だった
ところが うがいをし過ぎて
咽頭がん」になり 亡くなった
結果的に 長生きに欲を出して亡くなったというのです

二人目「Bさん」は
末期がんで 医師から余命宣告された

Bさんは、「どうせ死ぬのだから、死ぬ前に四国八十八ヶ所巡りをして のたれ死のう」と決意して旅に出た

巡礼の旅を終えて、病院に行ってみると
がん細胞がキレイに消えていた

正観さんの考え

お釈迦さま

この対極な2人に対して正観さんは言いました

Aさんは
「病気になりたくない」と執着した結果 早く亡くなった
健康である「今」に感謝せず「もっと、もっと」と欲を出したせいかもしれない

Bさんは
「いつ死んでもいい」と執着を無くした結果 元気になった
死を受け入れ、欲を出さなかったおかげかもしれない

病気になる原因

横尾さんは著書の中でこう述べたそうです

ポイント
「仏教は欲を捨てることを教える
欲への執着から開放されると
本来あるべき自由な姿に戻れると(仏教では)諭す
逆説的に考えれば病気の原因は欲かもしれない」

つまり人間の欲は 執着を生む

欲が思いどおりにいかないという執着は
ストレスを生じる
そのストレスが病気を招き、やがては死を招く

ポイント
正観さんは言います
この法則がわかれば、執着をやめればよい
注意
死に抗うと、返って死に近づくかもしれない
反対に「どうこうしよう」と思わずに
受け入れれば、長生きできるかもしれません
ポイント
また、目の前に起こる「すべての現象」を受け入れると
(長生きが できるだけでなく)
人生がラクで楽しいものになります
だって執着(つまりはストレス)がないのですから

お釈迦さま

ぜひあなたの「見方の1ページ」に追加てみてはいかがでしょうか
今回のお話が参考になりましたら幸いです

参考にさせていただいた書籍↓