動画で解説
このページの内容を簡単に動画で紹介ています。
子どもを高学歴にしたいという
親はたくさんいらっしゃるかと思います
もちろん「子どもの幸せ」を願ってのことですが、
それに対し、
心学研究家「小林正観さん」は言いました
それに押し込めようとするのは
親にとっても 子どもにとってもつらいだけです
ではそのことがわかるお話をご紹介します
夫婦からの相談
高校生の子どもを持つご夫婦から
正観さんは相談を受けました
「息子が学校のレベルが高くついていけないので
転校したいと言います。主人は転校すればといいますが、
私は、そのまま続けて欲しいです。どうしたらいいですか」
「なぜ息子さんの希望通りにしないのですか?」
「今の高校のほうがいい大学に入れるからです」
「いい大学に入ったらどうなるんですか?」
「いい会社に入れます」
「いい会社に入るとどうなりますか?」
「幸せになれるでしょう。今を頑張ることが
この子の幸せにとって大事なんです」
「では、今は幸せでなくてもいいんですか?」
「今我慢したら、7年後に幸せが来るじゃないですか」
「お子さんが7年後までに生きている保証はあるんでしょうか?」
母親は「えっ」と小さな声をあげました
「この子だけじゃなくお父さんもお母さんも7年後に生きている保証はありません」
「………」
「もしその7年間の間に、ご両親どちらかが死んだりしたら
悔いが残りませんか。
あんなに頑張らせないで
その分、笑顔で仲良く暮らしておけばよかったと。」
「仮に3人とも生きていたとして、息子さんが大学を卒業したとき
『甘えるな、休むなと、もっと頑張れ』と
厳しいことしか言わなかった親に
笑顔を向けるでしょうか
家族として楽しくやっていけるでしょうか
もしかすると、大学を卒業してすぐに家を出るかもしれません」
お釈迦さま
放置するわけではない
ここまで聞いて、
「じゃあ、子どもの好き勝手にやらせるのか?」という疑問がでてきますが
そうではありません。
親は子どものサポート役に徹するといいでしょう
勉強を影から見守ったり
子どもがやりたいことを一緒に考えてあげたり
本人の意思を大事にしてあげることです
つまり、親の役目とは
努力を怠らない子どもに育てるが、結果は想定しない
放置放任して育てるわけではないのです。
「高学歴=幸せ」ではない
高学歴が幸せというわけではありません
「幸せ」は本人が感じた時に
本人にのみ内在します
親が「幸せになる」と想定しても、
子どもが、どんなにいい仕事に就こうと
子ども本人が「幸せ」だと思わなければ
「幸せ」ではないのです
逆に、親が人格者となってしまい
本当の「幸せ」について
教えてあげられたら
子どもは、どんな仕事をしようが
「幸せ」を感じることができるのです
高学歴に執着する必要がないことに
気がつくのではないでしょうか
最後に
子どもは親が思いどおりにできるものではありません
親が果たせなかった夢の代行者でもありません
子どもを思いどおりにしようとすれば
悩み苦しみが生じます
反対に、子どもを思いどおりにしようとしなければ
悩み苦しみは生じないのです
サポート役に徹しましょう
そうすれば、子どもは
サポートしてくれた親に対し
親を信頼し
長きに渡り感謝してくれるのではないでしょうか
今回のお話が参考になりましたら幸いです
当ブログでは、子育てに関する「カテゴリー」がございますので
興味がおありでしたらそちらも御覧ください
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