障害児の親は、「親が死んだあと、この子はどうやって生きていくのだろうか、、、」と心配していると思います。
、
心配するがゆえに
- 「一人前に育てないといけないのではないか、、、」
- 「この子が社会の中で一人で生きていけるように教育をしなければ、、、」
と、障害児の親ならば、一度は思ったことがあるでしょう。
でも、よく考えてみてください。
世の中には、行政があります。
予算があり、施設があり、専門的なノウハウをもった人材もあります。
親を亡くした障害児を、社会は一人では放りだしたりはしないのです。
もしかすると、親が生きていた時よりも、良い待遇の中で、自分らしさを見つけて生きられる可能性もあるのです。
そう思ったら、
「親である私がしっかりしなければ、、、」
「この子を必死の思いでちゃんと育てなければ、、、」
「自立させなければ、、、」
という考え方は必要ないのかもしれません。
親ができることは、この子を一生懸命抱きしめることだけ。
もしかすると、「私たち親でなければ、この子を幸せにしてあげられないんだ、、」という思い込みが、おごり高ぶりなのかもしれません。
なぜなら、両親にとってもは、初めての子供(もしくは、2番目、3番目)だから、手探りでやっているからです。
しかし、行政の施設には、障害児の子供たちについて、何十年も前から、何千人もの情報やノウハウが積み重ねられています。
その子供に合った接し方、能力の伸ばし方などもあるはずです。
それならば、専門家にできることは、ゆだねて、親は親として接していくだけで十分です。
つまり、障害児の子供を心を込めて抱きしめることが、親が子供にできる一番のことかもしれません。
これがわかると、障害児の子供が、親が死んだらどうなるのだろう、、、と未来のことは心配しなくてもいいようです。
お釈迦さま
親であるあなたの人生は、あなたのものです。
めいいっぱい、笑顔の時間を増やして、楽しんでください。
子供の人生は、子供のものです。
たとえ、障害児であっても、あなたがとやかく言う事ではないのです。
親であるあなたは、子供をただただ一生懸命に抱きしめて、毎日ニコニコ接するだけでいいのです。