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家族の余命がわずか…という悩み

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、文による解説です。

もし、夫婦や親子など、家族の余命が残り数年だとわかったら
悲しむ人が多いのではないでしょうか

心学研究家「小林正観さん」の言う「悲しみを乗り越える方法」に
受け入れる」という選択肢があります
ではそのことがわかるお話をご紹介します

とある女性の相談

ある女性が正観さんに、涙ながらに相談しました
「夫が脳腫瘍だとわかり
余命があと2、3年だと言われました

つらくてつらくて、しょうがありません
どうすればいいでしょうか?」

正観さんは言いました
「自分のツラく悲しいという感情は
その現象を否定しているからであって

その現象を受け入れれば
どこにも悩み・苦しみは存在しません」

さて、このように言われても、
なかなかすぐに受け入れられる人は少ないでしょう
しかし、引き続き「正観さんの考え」を聞けば
少し、納得できると思います

正観さんの考え

この泣きながら相談してきた女性に対し、正観さんは考えました
もしかしたら、この女性は
今まで、夫に尽くしてこなかったのかもしれない

夫に対して一生懸命に尽くしてきたという手応えがあったならば
おそらく泣き崩れることはなく、すぐに気を取り直したかもしれない

(さらに続けて正観さんは女性に言いました)

「あなたにできることは
ご主人
が『君に会えてよかった。君を妻にしてよかった
一緒に暮らすことができてよかった。君のおかげで本当に幸せな人生だった』

と言いながら死んでいけるように、
ご主人のために尽くしてあげることではありませんか?

そうすれば、夫の晩年がすごくあたたかいものになり
脳腫瘍になってよかったかもしれない」とさえ思えたのなら

脳腫瘍になってからの2,3年は天国だったことになる
また、天国を味あわせた妻は天使だったということになる
だとしたら天使になってあげたらいかがですか?

と、このように言ったのでした。

お釈迦さま

では、この正観さんの言葉をさらに理解しやすくするために
さらに噛み砕いて考えていきます

どっちの妻を見たいですか?

もし、あなたが死にゆくの立場だったとします
最愛の妻が、自分の余命を知ってから

暗い表情で、「つらいつらい」と毎日言っていたらどうでしょうか
「悲しむ顔をみたくない」「悪いことをしてしまった」とあなたも気がかりになるのではないでしょうか?

また、自分が天に召されてから後も
妻がずっと悲しみ、食事も喉を通らなかったら…どうでしょう?
やはり、残した家族が心配になりますよね

それよりも、正観さん流の「天使のような妻」を晩年に見ることができたら
安心して天国に行けるのではないでしょうか

そのように、安心させてあげることも
残される側にできる、1つの優しさなのかもしれません

受け入れることは感謝すること

「受け入れる」という表現がピンとこないかもしれません

その場合、「受け入れる」ことは「感謝する」ことでもあるので
次のように考えてみてはいかがでしょうか

例えば、親の余命が数年だったとしましょう
受け入れるのが辛ければ、感謝してみるのはどうでしょう
親に「生んでくれたこと」「育ててくれたこと」にただひたすらに感謝をします
そして、残された余命の間、全身全霊を込めて親に対して

自分ができることをすべてやったとしたら
悩み・苦しみは最小限に小さくなるはずです

こうすれば、自然と「受け入れる」ことができると思います

お釈迦さま

さて、今回は「家族の余命が数年」というテーマでお届けしました

死生観は、人それぞれ違うので一概にいうことはできないでしょうが
「1つの方法としてこのような考え方があるんだなぁ」と参考にしてみてください
参考にさせていただいた書籍↓