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水戸光圀公が寄贈した知足のつくばい「足るを知る」の意味

龍安寺の庭

京都にある龍安寺には
水戸光圀公みとみつくにこうが寄贈したといわれる
「知足のつくばい」という手水鉢があります。
知足のつくばい

そこには「吾、 唯、 足、 知」 の4文字があり
ふりがなをおくれば「われ、 ただ、 足る を、 知る」となり、
「足るを知る」という意味になります。

足るを知るとは

「何かを手に入れたら幸せ」という考えではなく
「すでに十分恵まれている」「普通に淡々とした日々が幸せ」という考えです。

足るを知らないと…

「何かを手に入れたら幸せ」と思っているので
手に入れられない間は「足りない足りない」といって
悩み・苦しみを生むことになります。

幸せは心が決める

お金がなくても、他人から見て「状況」が低度と思われていても
自分自身が「足るを知り」
「すでに十分恵まれている」「普通に淡々とした日々が幸せ」と思う心があれば、
その人にとって幸せは揺るぎないものになります

幸せは外的なもので決まるのではなく
心の問題として決まるのです