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家族が「植物人間」になった時の接し方・考え方

病院の廊下

  • 「家族が、植物人間になった、、、」
  • 「どうしたらいいのか、わからない、、、」

と、悩む人も少なくありません。

そんな人は、小林正観さんの体験談を参考にしてみてはいかがでしょうか。

小林正観さんの体験談

ある時、正観さんが、2人の女性からこのような相談を受けたそうです。

メモ
「2年前に、夫が交通事故で、植物状態の寝たきりになってしまった。
この2年間は、本当にひどい状態で、気が付けば『楽しいことなど何もない、神も仏もない』と家族みんなで言い続けてきた。
この先、見通しがなくつらくて悲しい。
どうすればいいのか、どのように生きていけばいいのか」という相談でした。

相談に来た2人は、植物人間になった男性の奥さんとそのお母さんでした。
お母さんは、70歳を過ぎてもしっかりしています。
奥さんも病気もありません。
2人の子供は、大学へ通い、奨学金をもらい特待生とのこと。
また、金銭面でも交通事故の保険金が満額おりて、奥さんは勤めなくても、生活費・医療費もすべてまかなえる状態でした。

小林正観さんはこのように2人に言いました。

メモ
「世の中には、同じように植物状態になってしまった家族を抱えている人は、たくさんいます。
その中でも、あなた方はものすごく恵まれているほうにあると思います」

恵まれていることに目を向けないで、つらい・悲しいことにばかり目がいって、不平不満や愚痴を言い続けた結果、楽しいことがひとつもなかったのです。

その話を聞いた二人は、「そう考えると、私たちは実は恵まれていたということに気付きました」と話されたのです。

2人は、このようなことも言ったようです。

毎日のようにご主人のお見舞いに行き、
「早く目を覚まして、はやくこのひどい状態をなんとかして、あなたが私たちのために働いてくれないと、私たちはどうにもならない」
2年間ずっと言い続けてきたようです。

小林正観さんは言います。

私がもし、ご主人だったなら、仮に意識が戻っていても、目を覚まさないと思います。
そうやって愚痴・泣き言・早く楽にさせてよ・困ったことばかりなのよ、、、
と言われ続けたら、楽しいわけがないし、体や脳の細胞も活性化しません。

メモ
そうではなく、7月はユリがキレイよ。
とか、こんなに楽しいことがあってとか、、
食べ物の話も良いです。7月はモモが美味しい、8月はスイカだったり
さらに”このブドウひとつぶどう?”とダジャレなども言ってみたい。
意識が戻っていたなら、ちょっとだけ笑うかもしれません。
メモ
愚痴・泣き言を2年間浴びせ続けるのと「楽しい・幸せ」を浴びせ続けるのでは、体と魂に与える影響は雲泥の差がある。
これでは目覚めるわけがありません。と
メモ
すると、二人は、正観さんの本を読んでいた方たちだったので、
「幸も不幸もない。そう思う心があるだけ。問題なんてどこにもないのに、ゼロの現象を否定していただけだったのですね。今日からは、プラスの言葉に変えていきます」と言って、とても明るい表情で帰って行かれたようです。

正観さんの話はここまでです。

家族が植物人間になっても悩む必要はない

でも、これで2人や周りの家族がとても明るく楽しく過ごせるようになったことでしょう。
それに、植物状態になっているご主人も、以前よりかははるかに、居心地が良く「早くお見舞いに来てほしいな」と思うようになったのではないでしょうか。

確かに、最愛の人が植物人間になったのなら、それは、とてもつらいと思います。
話しかけても、返事が返ってこないので、寂しくなると思います。

メモ
この人は、「過去はこんなに元気だったのに、、、」とか
「こんな風になってなかったら、きっと今頃は、、、」など、考えてしまうかもしれません。
しかし、あなたが、その人の人生にまで、私情を挟む必要はありません。

「あなた」には、「あなた」の人生があり、
「そのお方」には、「そのお方」の人生があるのです。

人間は、生まれる前に、自分で人生を決めてから生まれてきたという話があります。

人間は、悲しみや苦しみを味わうことで、魂が成長できます。
ということは、悲しみや苦しみを感じさせる人は、感謝の対象と言う事ができるようです。

メモ
植物人間になられた方は、自分の身をていしてまで、その役目を果たしてくれたのかもしれません。
なのに、泣いていては意味がありません。

それが、わかったのなら、そのお方の前で、明るくニコニコと話かけて、感謝をするだけでいいのではないでしょうか。

植物状態だったのに、動けるようになったお話し

植物状態で寝たきりだった青年が、両親の「賞賛」を半年ほど受けていたら、体が動くようになり、しゃべれるようになり、退院したようです。
「あなたは人に優しい子だった。今も頑張っていてすごい」とか「小学校の時は、他の人が関心するほと鉄棒が上手だったね」というような賞賛を言い続けたようです。

お釈迦さま

人間が一番やる気になるのは、褒められた時ではないでしょうか。
動けるようになる・ならないは別としても、植物状態の人に対しては、悲しむのではなくて、温かい投げかけをするほが良いようです。