昔と比べて、登校拒否をする子供が増えたと言います。
子供が学校に行かないことに対して、悩んでいる親も多いと言います。
なぜ、登校拒否になるのか?
登校拒否になった理由というのは、ほとんどがこういうものです。
メモ
- いじめる子供がいる(先生が厳しくあたるという場合もある)
- いじめっ子がいるということを、親に言う
- その結果として、親は学校の先生に言いに行く
- 先生は、いじめっ子を呼んで「いじめているのか?」と聞きますが、いじめっ子は「いじめていません」と言って終わりです。
- いじめっ子は「先生にチクったな!」と言って、いじめがエスカレートするのです。
必ず、親に相談するという選択をする子供がほとんどだと思います。
メモ
しかし、親に言ったけれど、親も解決できなかった。その結果として子供は、家に閉じこもるか、死を選ぶかという二つの選択肢しかありません。
ありとあらゆる状況を考えて、不登校という最善の結論を選んだのです。
親の追及が自殺へと追い込む
親が、「なんで学校に行かないんだ」と追及して、問い詰めれば詰めるほど、子供は家にいることができなくなります。
行き場所がなくなった子供は、自殺するかもしれません。
メモ
自殺という方法を選ばすに、我が家を最後の安らげる場所として選んでくれた子供に対して、「自分がなんとかなると思うまで、好きなように自分の判断を大事にしていい」と言ってあげるのが親ではないでしょうか。子供に対して、「死を選ばずにいてくれて、ありがとう」といって、手を合わせ感謝することだってできるのです。
学校に行くことよりも、仲良く暮らせるほうが大事
登校拒否になったからと言って、親が「ああしろ」「こうしろ」と、行ったところで登校拒否は改善しません。
言われて改善するくらいなら、登校拒否が本格化していないはずです。
そのように考えると、登校拒否の子供にあれこれ言うのは、子供を追い込むことでしかありません。
追い込まれた子供と言うのは、「親もあてにならない、、、」としか思わないでしょう。
メモ
しかし、反対に子供に対して「好きなようにしていい」「あなたは私の宝物なのだから」とニコニコと接していたらどうでしょう。たとえ、登校拒否が治らないにしても、一生、親であるあなたの味方になってくれます。
反対だったなら、一生、親であるあなたを恨みながら生きていくかもしれません。
お釈迦さま
子供が、学校に行く、行かないよりも、
家族が仲良く暮らせるほうが大事ではないでしょうか?
家族が仲良く暮らせるほうが大事ではないでしょうか?
登校拒否が改善したケース
ある父親が、登校拒否の子供に困り、お寺の住職のもとへ相談に行きました。
住職は、「私にはそれを解決する力はありません。ただ、毎日早朝に座禅を組んでいるので、それに参加して、何か一緒に考えることはかまいませんよ」と言われたそうです。
父親は、車の往復で2時間かかるのにもかかわらず、毎日続けたようです。
メモ
半年がたったとき、父親は住職に言いました。「毎日、2時間ほど一緒に車に乗っているうちに、息子とたくさん話をするようになりました。最初は口数が少なかった息子も、いろいろなことを話してくれるようになりました。本来の明るさを取り戻し、登校拒否の問題も解決しました。大変ありがとうございました。」