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「失敗した」ことについて後悔したり、悩む必要はない

失敗を落ち込む男性

人生には、失敗はありません。
失敗どころか、成功もありません。

と、小林正観さんは、言います。
では、なぜ失敗について悩む必要がないのか、、、
こちらの話を例にしましょう。

南外吉さんの話

南外吉みなみそときちさんは、
1927年に、ホテルを買い取って、大成功を修めた人物です。
しかし、それまでは失敗の連続でした。

では、その失敗の連続を、紹介していきます。

メモ
水運会社を経営、巨万の富を得る
しかし、代風で洪水にあって、倉庫も船も流され、一文無しになる。
メモ
札幌で公衆浴場にて働く
お客の背中を流しながら、釜炊きをする
しかし、個人でお風呂を持つようになると、公衆浴場が閉鎖する
メモ
北見という地方で、大豆の栽培したら、大豊作
翌年に、全財産をはたいて3千坪を借りたところ
大雨で、収穫できなくなり、借金を抱えるまでに。
メモ
養子にやっていた息子にやっかいになるかたちで、宿の下男(召使い)という仕事をする。
苫小牧の駅前で、旅館の案内をするために、吹雪の中ずっと立って客を待っていたようです。

明治の初期、登別温泉に2件の旅館(滝本館という)がありました。

老夫婦が経営している旅館で、5室しかなかったようです。
老夫婦は、後継者がいないので、買い手を探していたところ、たまたま登別森林軌道の社長がその話を聞いて、南外吉にもちかけたのです。

メモ
「あんた、滝本館を買わないか」
「私には、お金がありません、、、」と断ると
「そんなのわかっている。私がお金を貸すから、お金ができたら返してくれ」

南外吉は、滝本館を買い取りました。
その結果、30年後には5室だったのを400室の温泉旅館にしたそうです。

なぜ、社長が南外吉のことを知っていたのかというと、毎日、毎日、吹雪でも必ず駅で立ち尽くして客を待って読んでいる南外吉の姿をずーっと見ていたようです。

今までの失敗は、、、

水運会社での失敗、、、
これを失敗というのでしょうか。
いいえ、これが潰れてなかったら、滝本館はなかった。

メモ
公衆浴場・大豆の栽培も同じです。
南外吉は、周りから見てどんな不運に見舞われようとも、投げやりになったり、人生を投げ出したりしなかった。
その結果、そういうのを見ていた人格者が現れた。

そして、登別の旅館経営を大成功させました。
どこに、失敗があるのでしょうか。

このような話を知っているのと、知らないのでは人生が全然違います。

倒産とかは関係ない。
南外吉が、すごいところは、旅館を大きくしたところではありません。
どんなときでも、愚痴を言ったことが無いことです。
ひどい目に何度もあっているのに、ニコニコとしながら、愚痴をいっさい言わなかったのです。

神様は試している

メモ
人一倍、大きな飛躍をする人は、人一倍、大きな「つらい事」が来ます。
そのときに、愚痴を言うか言わないかを、実は神様から問われているようです。

お釈迦さま

神様は幸せをプレゼントするときは、必ず同じ分だけの不幸を与えます。
これがわかると、実は、つらい事と思っていたことは、つらい事ではなく、そういうエネルギーをいただいたということです。
その頂いたエネルギーの分だけ、幸せが待っているのです。
そう考えると、失敗も、実は失敗ではない、、、つまり、「失敗を後悔する必要はない」と言えそうです。