動画で解説
このページの内容を簡単に動画で紹介ています。
心学研究科「小林正観さん」は言いました
「言葉は刃物である」
このページでは
言葉が刃物である理由と
言葉の「上手な使い方」をご紹介します
言葉の「上手な使い方」は
きっとあなたの人生の役に立つと思いますよ
では順を追って解説します
言葉は刃物
言葉は時として
人を傷つける武器になる
私たちは
ひどい言葉によって
目の前の上機嫌な人を
瞬時に悲しみの淵に落とすことになる
数十秒というわずかな時間で
(言葉は)人の心を極端に上下させる
人によっては、
過去に言われた酷い一言を
ずっと引きずってしまうこともあるでしょう
とある女性
ある女性が正観さんに相談しました
4歳の時に 実の親から
「本当はあなたを産むつもりじゃなかった
この世に生まれてこなければよかったのに…」と言われた
女性は、それ以来、
自分の内に閉じこもり
ずっと苦しんできました
まさに「言葉は刃物である」
相手に一生残る
心の傷を負わせるかもしれないのです
言葉は贈り物
言葉は刃物であると同時に
使い方によっては人を癒やす力があります
江戸時代のお坊さんに
「
良寛和尚が生涯のテーマとして
とても大事にされたのが
和顔とは、常に穏やかな顔
愛語とは
自分の口から出る言葉は常に
人を励ますものでありたい
人を優しい気持ちにさせるものでありたい
人を温かな心にするものでありたい
このように、
自分の言葉を贈り物にしたいと思っていた良寛和尚は
庶民からとても愛されたようでした
出会う人すべてを味方に
正観さんは出会う人すべてを味方にするといいと言われました
そう聞いて、みなさんはどう思うでしょうか。
人によっては「それは相手による」と思ったかもしれません
ですが、この世には敵も味方もいないようです
ただ、
自分が「この人は味方」と思えば味方になる
自分が「この人は敵」と思えば敵になる
つまり、自分の価値観内に収まるかどうかで判断している
だったら、自分の価値観(許容範囲)をうんと広げてしまう
絶対に「競わない・比べない・争わない」と(きくあ)
自分が悟ってしまえば
全員が価値観内に収まってしまう
そこで すかさず和顔愛語
穏やかな笑顔で
優しい言葉を贈ってみるのはどうでしょう
あなたの味方になってくれる人が
どんどん増えていくのではないでしょうか
仮に、相手を叱る立場だったとしても
穏やかな笑顔と、優しい言葉で注意する
つまり「注意」ですら「贈り物」にしてしまう
贈り物を受け取った相手は
「この人の助けになりたい」と
味方になってくれるかもしれません
出会った人すべてを味方にするには
まずは自分が変わることのようです
正観さんの言葉
だから与えらた時間を
楽に楽しみながら淡々と生きていけばよい
今 目の前にいる人を「大切」にすること
笑顔と優しい言葉を「贈って」あげること
出会ったすべての人を「味方」にしていくこと
人から頼まれやすい、神さまに好かれる
「喜ばれる存在」であること
人生とは「幸せ」そのものなのです
さて、さきほど登場した
母親から『あなたが生まれてこなければよかった』
と言われた女性に対して
正観さんは次の言葉を贈りました
今、あなたにこういう言葉を贈りたいと思います
あなたがこの世に生まれてくれてありがとう
よく、この世に生まれてきてくれましたね
今日は 会えて本当によかったです」
「ありがとうございます」と言って帰っていった
もしかすると、100分の1くらいは
心がラクになったかも とのことでした
最後に
言葉を「刃物」にするのか
言葉を「贈り物」にするのか
それはあなたの自由です
ですが、投げかけたものがあなたに返ります
刃物がたくさん返ってくる人生か
贈り物がたくさん返ってくる人生か
どちらが楽しい人生かは
言うまでもありません
お釈迦さま
楽しい人生を過ごして頂けたらと思います