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子供の成績が悪い・上がらない

勉強する子供

成績の悪い子供がいたとします。
その子供を、観察してください。
必ず、優しい子供です。
優しい子供は、人間の価値が、成績や闘うこと、人より抜きんでることはないと本能的にわかっています。

メモ
今の学校教育での、
「勉強しなさい」
「もっと頑張りなさい」
という方法だと、優秀な子供には育ちますが、優しい子供にはなりにくいかもしれません。

子供たちが大人になって、社会に出たときのことを考えてみましょう。

人を蹴落としながら生きていく人は、いくら優秀でも愛されず、生きるのが辛くなるかもしれません。
反対に、優しい人は、能力が低いかもしれませんが、たくさんの人に支えられ、愛され、笑顔で生きていけるのではないでしょうか。

成績が良いと人間が優れているのか?

メモ
  • 運動が得意な子供
  • 国語が得意な子供
  • 絵が上手な子供
  • ピアノが上手な子供
この中で、だれが一番優秀だと思いますか?
一人一人、とても素晴らしい才能を持っています。
だから比べることができません。

人間に優れている人・優れていない人はいません。

すぐれた人材を育て上げた、吉田松陰よしだしょういんは、松下村塾で、
塾生を競わせたり、比べたりすることはありませんでした。

メモ
剣が上手な人には、「あなたは剣で生活ができる」といい、
書が得意な生徒には、「あなたは書で生活をしてみてはいかがでしょう」と、
一人一人、ただひたすらほめて育てています。

吉田松陰は、生徒たちからとても尊敬されていたので、その一言を言われたときに、誰一人信じない生徒はいませんでした。

現在の学校教育では、総合得点で優秀な人が、優れているというシステムを作っています。
しかし、一芸に秀でることが素晴らしいのです。
誰かと比べたり、総合点で追いつく必要はありません。

お釈迦さま

それぞれが、自分の良いところを伸ばすようにしてみてはいかがでしょうか。
世の中すべてが、同じ顔・同じ性格・同じ能力ならば、つまらないでしょう。
一人一人が違うからこそ、それぞれの良さが伝わるというものです。