小林正観さんの講演を聞いた男性(会社経営者)が、このような質問をされました。
「お金に執着しない方が、お金が入ってくることはわかりました。でも、経営者はどうしても利益を追求してしまいます。社員に課しているノルマもやめたほうがいいのでしょうか?」
小林正観さんはきっぱりと「明日にでもやめた方がいい」と言ったようです。
そして、その男性は実際に、ノルマをやめました。
するとどうなったのか、、、
メモ
年間の売り上げが40億円だったその会社は、不況の真っ只中にもかかわらず、ノルマを廃止して半年で、売り上げが80億円に倍増したようです。なぜ、このようなことが起こったのか
例えば、社員に年間3億円アップのノルマを課したとします。
このノルマを達成した社員たちは何を考えるか、、、
メモ
「売り上げを上げてしまうと、社長からもっときついノルマを与えられるだけだ。だから、もう売り上げを上げるのはやめよう」と考えるのです。大事なのはノルマではない、もっと大事なのはこのような会社だと小林正観さんは言います。
経営者の多くは、「お客様は神様だ!お客様に喜ばれる接客をしなさい!」と言うけれども、そんなにノルマ、ノルマで普段から社員を痛めつけていては、お客様に笑顔で接しろというのは、土台無理な話。
社長の本当の仕事とは、いかに社員をやる気にさせるかに尽きるようです。
メモ
社長さんが温かく、思いやりがあり、やりがいに満ちて「こんないい思いは、この会社じゃないとできない!」と社員みんなが思ったのなら、社員はきっとノルマなど課さなくても、ものすごく働くのではないかと、、、。
あなたが社長なら、AとBのどちらがいいですか?
メモ
A:毎日、ノルマ、ノルマと嫌味を言いながら、しかも、毎回ノルマを達成できることなどなく(人間が完全に満足することはない。ノルマを達成したら次を欲しがるため)社員に対してイライラする毎日。挙句の果てには、社員に愛想をつかされ、人材確保に、疲れ果てる毎日。 メモ
B:ノルマを課さずに、「どうしたら社員が楽しみながら仕事ができるだろう」とワクワクして、温かい社員に見守られながら毎日を過ごしている。そして、売り上げは順調に上がっていくお釈迦さま
実際に、Bの方法をとって売り上げを伸ばしている会社はたくさんあるようです。
これがわかると、売り上げに悩むことがなくなるどころか、毎日を温かく・穏やかに過ごせそうですね。