今回は小林正観さんの
痛みを改善する話を まとめました
痛みで困っている人の
参考になれば幸いです
ある時 70歳くらいの方が
正観さんに電話してきました
「医者にかかっても 神経痛がちっとも治らない」
「神経を緩ませてください」
「はあ?」
「神経を緩ませると痛くなくなりますよ」
「はあ…」
20秒の沈黙のあと
「痛くなくなりました」と言ったそうです
この方は なんとなくで
やってみた かもしれませんが
ちゃんと 神経を緩ませる方法があります
それは 「許す」こと
正観さんによれば
神経が「緩んでない人」というのは
「許してない人」
「許してない人」とは
自分に 厳しい人
ああせねば… こうせねば…
と執着が強いひと
自分に厳しいがゆえに
体が悲鳴をあげ 痛むことがあるらしい
さらに 自分に厳しい人は
人にも厳しくなる
自他ともに 厳しい人は
緩んでない人(許してない人)
では、どうすれば
自分を 許すことができるか
それは
「いいかげんな人」になること
自分に甘い人になる
ねばならない思考をやめて
「まっいっか」
これが「自分を許す」ということ
自分を許すことができたら
人も許すことができる
そしたら、神経が緩んで
体の痛みが 緩和するようです
正観さんの講演は 笑いが盛り沢山でした
ですが中には
講演中に 一度も笑わない人がいます
そして 後から
正観さんに こう質問するそうです
20年間 リウマチで痛いのですが
どうしたらいいでしょうか
「西洋医学や 民間療法は試しましたか」
「試しましたが、痛みがとれません」
「笑うと 痛みが緩和します」
「痛いから笑えないんです」
「笑わないから痛むんです」
正観さんは 40年以上、
人間観察を続けてきましたが
リウマチ・神経痛で
痛みがとれない人に 共通していたのは
笑わない人・笑顔がない人だったそうです
人間の脳は 笑うことによって
痛みを麻痺させる βエンドルフィンという物質がでる
それだけでなく
人間の血液は pHが一定に保たれますが
イライラすると、やや酸性に傾き
笑うと ややアルカリ性に傾く らしい
血液中の尿酸が
酸性に偏ると 結晶化して
電子顕微鏡で見ると トゲトゲした形になり
アルカリ性に傾くと 結晶化しない
なので 常に イライラしている人は、
尿酸結晶が あちこちに刺さって痛むのではないか
イライラしていると
血管も収縮して 痛みにつながりやすい
なので よく笑い 笑顔で過ごすほうが
痛みは 生じにくいようです
実際に 笑うことで
30年の痛みが とれたエピソードがこちら
正観さんの 大阪講演にて
50代 男性が
リウマチの痛みが
30年とれないと言いました
「笑わないから痛いんです」
「痛いから笑えないんです」
というやり取りの後
正観さんはこう言いました
痛みから遠ざかる方法が2つあります
1つは笑うこと
もう1つは
大阪の空港に行って
飛行機に乗り どこかに行くこと
「なんですか? それは」
「伊丹(痛み)から遠ざかる」
正観さんはダジャレを言ったのですが
男性は にこりともせず 帰っていきました
3ヶ月後の大阪講演にて
その男性が、
嬉しそうに正観さんに近づいてきました
「3ヶ月前、伊丹から遠ざかる話を聞いた者です
あのあと実際にやってみたんです
伊丹空港に近づくにつれ
あまりにバカバカしくなり
笑いが込み上げてきました
自分のことを
なんかいいやつだなぁと
とても愛おしくなりました
飛行機に乗り、離陸したら…
痛みがなくなっていました
飛行機を降りてからも
痛みがない日が続いているとのことでした
正観さんがある週刊誌を読んだところ
「日本の病院ベスト100」が特集されていた
その中に「とある施療院」が紹介されていた
この施療院は、
リウマチ・神経痛の人が 通う病院で
診察では 医師がこのように言うそうです
月・水・金の 午後3時~4時まで来られますか?
「わかりました」と指定された日に行くと
医師から言われるのは
「そこのおじいさんの包帯を巻き直してください
「そこのおばあさんを お風呂に入れて
背中を流して下さい
本来、患者である自分は
治療を受けに 来たのに
治療らしい治療は受けられず
人の世話を させられる
そして、「また来て下さい」と言われ
そうやって 1ヶ月半が経ち
とうとう患者が 医師にこう言います
「先生 もう1ヶ月半も 経ちます
いつになったら治療を受けられるんですか?」
「もう 1ヶ月半ですか〜」
ところで今 痛みはどうですか?
言われてみたら
痛みが なくなっていたことに気づいた
医師は 続けて言った
「あなたは体が痛いからといって、
人に 何かをしてあげてこなかったでしょう
今は痛くてできない
自分の体が元気になったらしてあげようと 思ってきたでしょう
ですが、
人に 何もしてこなかったから、痛かったのですよ
不思議な話ですが
脳科学では こう証明できます
他人に対して
「親切な行動」や スキンシップをとると
脳から 愛情ホルモン「オキシトシン」が出る
このオキシトシンは βエンドルフィンの分泌を促す
つまり 痛みの緩和に働く
さらに このオキシトシンは
「感謝の気持ち」でも出るそうです
ある時 35歳の女性が
懇親会で正観さんの隣に座りました
この女性は 30歳でリウマチにかかり
痛みで 苦しんでいるとのこと
正観さんは、女性に施療院の話をした後
女性の手に、手を当て
こう言いました
「今まで自分を支えてくれた人に
感謝をしてみましょう
どれほど自分が
いろんなことをやってもらったか
どれほど 家族や周りの人から
大事にされてきたかを 考えてください
では、感謝の念を送ります」
「感謝・感謝・感謝」と念を送った
女性は「えーっ」と叫び
顔がニコニコ し始めた
「痛くないです 」
その場で 痛みが半減したそうです
女性は続けて言った
今日、家に帰ったら
お父さんと お母さんに
肩を揉んであげるといったら
驚くだろうな
正観さん流、
肩こり 腰痛の治し方を紹介します
方法は2つ
1つは、誰かに揉んでもらうこと
もう1つは、自分が 他人を揉んであげること
肩こりなら 肩
腰痛なら 腰
肩こり・腰痛で困っている人を見つけてきて
30分ほど
無償で揉んであげると
肩こり・腰痛が治るかもしれないとのこと
「オキシトシン」の効果によって
痛みが緩和するかもしれません
また 正観さんはこうも言います
腰痛と「怒り」は とても関係が深い
腰痛持ち人は
怒りの心(イライラ)を無くせば
98%の人が 腰痛が緩和するとのこと
ですから 腰痛持ちの方は
イライラしないよう 心がけてみてください
「笑い」のコツとしまして
苦笑いでもいい
人の話を聞くときは
口角を挙げて 微笑んでみる
相手がちょっとおもしろいことを言ったら
小さな声でもいいから
声を出して笑ってみる
それを続けていけば 自然に笑えるようになるかもしれません
最後に
痛みで困っている人は
・自分に厳しく生きてないか
・人に厳しく生きてないか
・笑っているか
・感謝の気持ちを忘れてないか
振り返ってみるといいかもしれません
正観さんのお話を聞き
実際に 試された方の中には
「痛みが改善した」
「痛みがまったく無くなった」という報告もあったそうです
自分にゆるく、笑顔で生きることによって
痛みが軽くなり
そして何より
ラクで 楽しい人生になると思います
痛みでお困りの方は
ぜひ 参考にしてくださればと思います