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障害児は福の神(小林正観さん)

このページの内容を動画で解説しています↓


以下、文による解説です。

人気講演家「小林正観さん」の長女は知的障害児でした

正観さんは 著書の中で
長女「慶子ちゃん」を紹介し
障害児を授かったことで
気づいたことがたくさんあったようです

今回は正観さんの障害児に関するお話をまとめました
感動的なお話なので ぜひ最後までご覧ください

本当の人間の価値とは

正観さんは 慶子ちゃんを授かったことによって
本当の「人間の価値」がわかったといいます

なぜなら知的障害児である慶子ちゃんは、
努力はしませんし、頑張ることもありません。

どういうことかと言いますと

慶子ちゃんが4歳の時
おもちゃで遊んでいると、

ひとつ下にがいるのですが
妹が慶子ちゃんのおもちゃを取ってしまう

慶子ちゃんは筋力が人の3分の1ほどしかなく
引っ張られるとすぐに手を離す

慶子ちゃんは 怒ることはせずに
別のおもちゃで遊び始める
すると また妹が そのおもちゃを取る

慶子ちゃんは 取り返したり
親に訴えたりはせず

取られたら 新しいおもちゃで遊ぶだけ

この「流れ」が4回目になると
今度は、妹がおもちゃを引っ張らない
抵抗がないから 引っ張っても無意味だと感じる

最後は 2人で一緒に遊び始める
こういったシーンを
正観さんは何度も見てきました

私たちは 努力・頑張り・勝つこと・1位になることに価値があると教え込まれてきました

じゃあ 慶子ちゃんに価値はないのか…

いいえ 正観さんによれば
慶子ちゃんがいるだけで 家の中がパーっと明るくなる
ものすごく優しく 幸せな空気が流れる

存在しているだけで それは大きな価値があることになる

正観さんが気づいた
本当の人間の価値とは、努力や頑張りではなくて、

その場にいるだけで
周りを幸せな気持ちにさせてくれる
「喜ばれる存在」のこと。

障害児は天使

正観さんは言いました
知的障害児

肉体的なハンディを持つ子どもを授かった家庭は
幸せかもしれない

なぜなら、子どもたちから
たくさんの学びを得ることができるから

健常児だけでは決して得られないであろう
たくさんの素晴らしい贈り物を受け取れる

その子がいなければ
親自身が成長できなかったであろう
何百、何千もの「気づき」を 子どもたちから頂いている

「気づき」を具体的に言うと
競わない・比べない・争わない・勝たない・抜きん出ない こと

障害児というのは 優しいだけの存在であり

障害を持つ子どもたちは
優しさを周りに振りまくという
ものすごい能力を持っている

そういう子どもたちを「天使」と呼ぶのは
強がりでも なんでもなく
本当に心の底からそう思えるから

障害児は、人生を教えに来てくれた
天上界の天使ですから
感謝をして 尊敬をして
大事にすることができるようです

障害児は福の神

正観さんは 観察力がするどく 情報収集家でもありましたが
障害児の親と 触れ合う中で
ある法則
に気づいたようです

その法則とは
障害児を持つ家庭は
裕福な家庭と… 貧乏な家庭に はっきり二分される
中間層の家庭はないようです。

そして、裕福な家庭では
「この子がうちに生まれてくれてよかった」と言っている家庭

もう一方で「なんでこんな子がうちに生まれたの」と言っている家は
決まって経済状況が苦しい家庭だそうです

正観さんはこのことから ある推論が浮かべました
「障害児は福の神なのではないか」

続けて正観さんは言います

障害児を授かった場合は
「福の神が来て下さった」と認識すればよい
福の神と思って ニコニコと歓迎できたらそれでいいし
下心で歓迎してもいい

歓迎した家は
経済的な心配がなくなるようになっている

もし周りに 障害児を持つご家庭があれば
この話を教えてあげるといいと思います

優しい親

正観さんは障害児のいる家庭を見続けて別の法則を発見しました

(100%とは言い切れないが)
障害児は生まれてくるのに時間がかかる
どういうことかと言いますと

普通、不妊症でなければ
だいたい1年以内に子どもを授かると思います
ですが 障害児の場合は3年~5年など
子どもができない期間が長いことが多い

正観さんによれば

子どもは、生まれる前に
天上界から下を眺めて
自分の親を選んでいるそうですが

障害児の場合は
自分が 障害を持って生まれてくるわけですから
いかに優しく 温かく 接してもらえるか
許してもらえるか…

生まれる親の日常生活を
ずっと見ながら探している

障害児は 優しい魂の持ち主が多いのですが
だからこそ 優しく接してくれる家庭を
一生懸命選んでいるそうです

つまり この人たちなら 優しくしてもらえると
認めた親のところに生まれてくるようです

厳しく育てなくていい

正観さんは言います

障害のある子どもに対して
「この子が自分の力で生きていけるようにしなくてはいけない」と厳しく教育する親もいる
でも障害のある子どもたちは、生まれた時からハンディを背負っています
それなのになぜ、さらに厳しい教育を課さなくてはならないのか

正観さんの場合、
慶子ちゃんを訓練して 一人前にしようと思ったのではなく

この子は働かなくても、
この子が一生懸命食べていけるように

親の私が一生懸命働こうと誓った

そのように誓ってから
神さまが 潤沢な費用を下さるようになった と言います

ポイント
余談ですが
慶子ちゃんは 障害のある人たちが働く施設にて
モノづくりの仕事をしていたそうです

子どもの体が心配

ある母親が正観さんに相談しました

私の子どもは障害を持っていますが、気功や民間療法を受けたら
一時期 とても良い方向に向かったのに

最近は、急に悪くなって前よりも悪くなったと感じています
とてもつらくて、この子のためにどうすればいいでしょうか?

正観さんはこう答えました
それは、その子のことを丸ごと愛していないことになる

子どもが自分の思い通りに近づけば 喜び
でも遠ざかれば がっかりするというのは

本当にその子のことを
丸ごと愛していることにはならない
良くなってもいいし 悪くなってもいい
ただ あなたが私の目の前にいてくれればそれでいい
私は あなたをそのまま受け入れるという気持ちになれば

良くなった悪くなったと 一喜一憂することはなくなる
その子のことを100%受け入れることができたら 悩みはなくなる

お釈迦さま

この母親は 涙を流しながら
「そう考えられるように努力してみます」と言ったのでした

障害児をとりまく環境

お釈迦さま

正観さんは言いました

私の長女も障害児です
近所に障害児を持つ家族が結構います

それら障害児を持つ家庭に
ボランティアとして接してくれる さまざまな協力者もいます
障害児を持つ家庭同士、

困ったときの助け合いなどは心がいつも温かくなる
もちろん協力者の人たちも同じ

私自身、それらの人々から
どれほどの優しさ どれほどの愛情・思いやりを受けたかわかりません

障害児を取り巻く環境は厳しく、悔しく、悲しい思いをしたことは決して少なくありません

でも障害児を授かったことで
普通だったらわからないであろう
人の優しさや 思いやりに、
普通の人以上に多く接することができました

そういう意味では 多くの喜びと幸せを頂いたことに感謝をしています

最後に

お釈迦さま

今回は 正観さんの障害児に関するお話をまとめました
ポイント
・障害を持つ子どもや そのご家族の方々
・仕事やボランティアとして接する方々
そして、・普段は関わりがない方々にも

「気づき」を与え
優しい世界になってくれたら嬉しく思います

参考にさせていただいた書籍↓

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