現代では
菌はすっかり悪者になってしまいました
しかし、人間にとって
いい菌もいます
それなのに 除菌をやりすぎると
人体にデメリットがあるようです
では そんな菌の「隠された秘密」を順番に紹介します
19世紀に「コレラ菌 論争」がありました
この論争が
現代の過剰な「除菌信仰の始まりだ」
という専門家もいます
では どんな論争だったのか?
コレラが流行った当時、
ロベルト・コッホ医師は
「コレラの犯人はコレラ菌であり、
コレラ菌をすべて排除すれば
コレラにかからなくなる」と主張
これに対し
衛生学者ペッテンコーファーは、
「コレラ菌が悪いのではなく、
その人の免疫力が弱った時に
コレラ菌に感染することで発症するのだ」と主張
つまりコレラ菌がいても
免疫力が十分であれば発病しない と言ったのです
実際に ペッテンコーファーは、
討論の最中に
自らコレラ菌が入った水を飲み干し
発病しないことを証明した
しかし 大衆は
コッホ医師の説を取り入れ
そこから 「現代の過剰 除菌」が始まるきっかけとなったようです
「菌は悪者」で「除菌が正義」
という風潮は
私たちの生活を一変させました
企業が乗り出して 除菌製品が増え
身の回りには 抗菌グッズが増え
食べ物には 農薬や殺菌剤を使用し
さらに病院では、ただの風邪でも
抗生物質が使われるようになった
結果、菌の数と反比例するように
アレルギーが増えた
抗生物質の過度の使用は、
耐性を持った「耐性菌」を増やし
殺菌剤などは環境を破壊し
結局 人類の首を締めている
と警鐘を鳴らす専門家もいます
「でも菌が減るほうがいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが
もし、地球上の菌や微生物が全滅したら
人類を含め ほぼすべての生物は
生きられなくなる
地球の生命システムそのものが崩壊すると言われています
それに、病気を起こす細菌は
人間が知っている細菌のごく一部で
ほとんどの微生物は
土を豊かにし、水をキレイにし
食品を発酵させたり
菌は悪者ではなく
「いい働き」をしてくれることが多いのです
さらに 私たち人間への健康に
大きなメリットがあります
①免疫力があがる
腸内細菌は
免疫機能に重要な役割を果たしています
私たち1人1人の腸内にいる
細菌の数は、100兆~1000兆個と言われ
種類も 500~1000種類あります
数や種類には 個人差がありますが
種類が豊富で 数が多いほど
免疫力が高くなると考えられています
②雑菌の繁殖を抑える
実は、私たちの皮膚を守っているのは
常在菌と呼ばれる「いい菌」たちなのです
その数 約1兆個 と言われます
この常在菌がいてくれるおかげで
「悪い菌」を寄せ付けるのを防ぎ
かつ、匂いの元となる 雑菌の繁殖も防ぐのです
ちなみに、ある科学者が
アフリカの民族を調べていたところ
生まれてこの方 一度もボディソープ使ったことがないにもかかわらず
体臭が まったく匂わなかったそうです
③消化・吸収力が上がる
腸内細菌は 免疫だけではありません
私たちが食べたものを消化・吸収してくれます
そこで 知っておいて欲しいのが
「腸内環境」が悪ければ
栄養を摂っているつもりでも
栄養の吸収効率が悪くなり
体にいろんな問題を起こしてしまうのです
つまり 腸内細菌は
私たちの健康に 直結している
④メンタルが安定する
腸は『第二の脳』と呼ばれるほど
脳と深くつながっています。
腸内環境が整うと、炎症が減り
脳の働きを助ける物質が作られやすくなる
その情報は迷走神経を通じて脳に伝わるため、
不安やストレスを感じにくくなり、
メンタルが安定しやすくなると言われています
いかがでしょう
菌は 人体にいろんなメリットがあるのをわかってもらったでしょうか
では、ここからさらに具体的な
「菌が味方した事例」をいくつか紹介しましょう
①幼少期に犬と過ごすとアレルギーが少ない
ある研究のデータでは
幼少期から犬を飼っていた家庭の子どもは
アレルギーが少ないことがわかりました
これも理由は単純で
犬が 外から持ち帰る菌によって
菌の多様性が増えて
免疫力が上がると考えられています
②ほこりを吸ったら喘息が治った
アメリカの研究にて
農村の家庭に生まれ
家畜や土を触る子どもに
アレルギー・喘息が少ない
というデータが出て
さらに、そのご家庭のほこりを
研究材料として 持ち帰り
喘息のマウスに与えたら
マウスのアレルギー反応が寛解しました
③赤ちゃんの免疫力UP
赤ちゃんが物を口に入れる行動は、
最新の医学研究において
アレルギー発症率の低下や、
免疫の獲得に
深く関わっていることが分かっています
ちなみに、赤ちゃんがなぜ
すぐ 口にモノを持っていくのか、
一つの説として、
本能的に菌を獲得しようとしている
という説もあるみたいです
④土遊びで 有名大学へ
近年では
子どもに土遊びをさせたほうがいい
という認識も増えてきました。
なぜなら 土壌菌は
人体にほとんど問題がなく
免疫に影響し
かつ「脳の発達」にすごくいいようです
こんなお話があります
日本のある場所で、
泥遊びを重視したA幼稚園と
泥遊びをさせない
キレイなB幼稚園が
わりと ご近所にあったようです
最初の頃は
B幼稚園の方が
キレイだからと人気があり
A幼稚園は ガラガラだったようですが、
数十年後 立場が逆転しました
理由は、泥遊びをさせたA幼稚園から
有名大学に入る子が たくさん出てきたからだそう
A幼稚園は キャンセル待ちになるくら人気になったそうです
⑤難病が改善した
病院を 転々として
どこに行っても治らなかった難病の人が
腸内細菌の重要性を知り、
そこから家にある
除菌製品をすべて捨て
超加工食品をやめ
腸にいい 食事を続けたら
難病が改善したケースもあるようです
このように腸内細菌と
私たちの健康は 深くつながっているようです
ではどうすれば
菌を増やすことができるか?
それが次です
①加工食品を減らし、自然食品を食べる
加工食品に含まれる食品添加物は
腸内環境を乱しやすいので、頻度を減らしましょう
反対に、加工されていない自然食品を
たくさん取り入れましょう
いろんな種類の食品を食べるのが
腸内細菌の多様性を増やすのに有効と言われています
②野菜・果物を皮ごと食べる
できれば無農薬栽培が望ましいですが
野菜・果物を 皮ごと食べてください
すると自然な形で 多様な菌を取り込めます
皮には食物繊維が豊富に含まれているので
善玉菌を増やし腸内環境を整えます
また、よく「皮に栄養が多い」と言いますが
皮には ポリフェノールがたっぷり含まれ
抗酸化作用(若返り効果)が高いのです
皮ごと食べれ 食感も増し、
よく噛むことで
食べすぎを防いだり、
幸せホルモン「セロトニン」も出ます
なので、皮を捨てるのはもったいないくらい
ちなみに 私が皮ごと食べている
野菜と果物の一例を紹介します
じゃがいも・にんじん・大根
トマト・ナス・土ショウガ・ごぼう
りんご・ナシ・柿
レモン・ブドウ・キウイ
ちなみに私は
めったに風邪を引きませんし
アレルギーも花粉症もなく
健康診断での血液検査も異常がありません
皮ごと食べるなら
流水でよく洗ってください
多くの微生物は 胃酸で失活しますので
新鮮な野菜・果物である限り
神経質になりすぎなくても大丈夫です
ただし、じゃがいもの芽は有毒なので取り除いてください
③除菌に神経質になりすぎない
人によっては
「電車の吊り革を持てない」 という人もいますが
専門家は言います
(特別な場合を除き)
日頃からいろんな菌に触れておくことで
自分の免疫力を
どんどん強化していくことに繋がる
逆に除菌ばかりしていると
強化する機会を失うだけでなく
自分の常在菌という味方を失っていく
ちなみにアメリカの研究で
ニューヨークの公園と地下鉄車両内の
微生物を採取した結果
見つかった微生物はどれも無害で
むしろ人体にいい影響を与えると考えられるという結論が出ました
神経質になりすぎなくてもよさそうですね
④自然へ出かける
山や海に遊びに行くなど
自然に触れることで、
さまざまな微生物と接する機会が増えます
あとは、ガーデニング・野菜作りなど
土に触れる趣味も
菌の多様性を増やすきっかけとなるでしょう
また、自然に出かけること自体が
運動になり
ストレス解消にも有効なので
月に1度くらい出かけるのがいいかもしれません
ちなみに、世界幸福度ランキング
ベスト3に入るノルウェーでは
月に1度 自然に出かける習慣があるようです
さて 因果応報という言葉があります
「いいこと」をすれば
徳が自分に返ってきます
大谷翔平選手も「ゴミを拾うことは
人が落とした運を拾うこと」という信条のもと
ゴミを拾ってはポケットに入れる
ということを習慣にしているようです
さて、今回のテーマ
菌と照らし合わせると
ゴミを拾ったら
菌も一緒に拾います
その菌は、もしかしたら
「私」の腸内細菌の
仲間になってくれるかもしれません。
菌の多様性が増えれば増えるほど
得をするのは「拾った本人」です
ゴミを拾うと徳を積む
菌は目には見えませんが
科学がすすんだ現代では
因果応報の一つの証明と言えるのかもしれません
いかがだったでしょうか?
少し、菌に対して見る目が変わったのではないでしょうか
私がこの動画を通して
一番 伝えたかったことは
「菌は悪者ではない」という視点を持つと
生きるのがとてもラクになると思うんです
例えば、こんな人がいたとします
「この世の人間はろくなやつがいない
周りはすべて敵だらけだ」
この生き方は、おそらく
ストレスフルで
しんどいんじゃないかなって思うんです
反対にこんな人はどうでしょう?
「世の中 いい人も たくさんいるよね」
笑顔で味方をどんどん増やそう
と考えながら生きている人は
ほんとに 味方を増やして
ラクで楽しい人生になるんじゃないかなと思うんです
これが人間でなく、菌ならどうでしょう
世の中は、悪い菌だらけだ
と生きていると
ストレスが多い人生になるかもしれない
引き寄せの法則があるように
「菌が悪だ」という思考が強すぎると
返ってストレスによって免疫力を下げ
体調を崩しやすいのかもしれない
反対に、有害な菌は少なく
人間に味方する菌は多い
それに 免疫力があればどうってことない
と前向きな気持ちで過ごすことは
ストレスを減らし、
結果として健康に良い影響を与える可能性があります
思考が ある程度 現実化する
といいますが
本当に 病気になりにくくなるのではと感じています
それから もう一つ、
私個人の考えですが
学校でのいじめ問題
いじめの標的になりやすいのは
「汚い格好」の子がなりやすい
それは、親から受け継いだ
「菌は 悪だ」という考えのもとに
「汚い」に必要以上に
悪意を向けやすくなった結果
いじめに 発展しやすいんじゃないか
でも、菌は悪者じゃないよ
という考えが広がれば
「嫌な思いをする人」が少し減るんじゃないかなと思っています
今回のお話で 視野が広がり
ラクに生きてくださればと思います
参考にさせていただいた書籍↓
