緊張しなくなるコツ


みなさんは 「緊張が悪いもの」だと思っていませんか?
本来 緊張は悪者ではなく
人間の味方だったのです

そして うまく味方につけると
本番で 緊張しなくなり
パフォーマンスをあげてくれるんです

発表会・演奏会 試験・面接・スポーツ・など
いろんなシーンで好成績を残せることになるでしょう

では、緊張を味方につける秘密を
順番に紹介していきます


緊張を味方にすれば成績が上がる

テニス世界ランキング 最高4位の
​錦織圭選手
は言いました

「毎試合 緊張しますが、
​それが​悪い​ことでは​決してないと​思うし

​その​緊張を​力に​変えられたら​強いですね​
」

世界 最多安打を記録したイチロー選手も、
「緊張しない人はダメだと思う」と言いました

また オリンピックでは
世界中が注目する大舞台にもかかわらず
毎回 世界新記録が たくさん更新されます

緊張が能力を下げるのではなく
ときに能力以上の結果に繋がることがうかがえますね

またこんな実験もあります
ハーバード大学で
学生を2グループにわけて​
数学の​試験をしました


A ​グループでは なにも​伝えずに試験を始め

B グループでは
「緊張は​パフォーマンスを​あげるんですよ」と​事前に​伝えた

結果、Aグループは 平均705点だったのに対し
「緊張はパフォーマンスをあげる」と伝えた
Bグループは 平均 ​770点 でした

なぜ こんなことが起こるのか?

その秘密が次です

緊張すれば なぜ能力が上がる?

人間は 「緊張すると能力が上がる」ことが
生物学的にもわかっています

私たちの脳は、
何百万年もの 進化の過程で育まれてきました。
狩猟採集の時代では

猛獣と出くわしたら
ノルアドレナリンが分泌され
交感神経が優位になります

すると 心拍数が上がり、
筋肉に血液が送られ

とっさに動けるように
身体能力が上がるのです

その名残として、
猛獣と出会うことがなくなった現代でも

不安・危険を感じると
ノルアドレナリンが出て、
緊張状態になるわけですね

だからといって ノルアドレナリンが
現代において まったく無意味か
といえば そんなことはありません

ノルアドレナリンは他にも
集中力・判断力をあげます
猛獣と出くわせば
とっさの判断が生死をわけるからです

他にも「記憶力・学習能力」をあげます
なぜ記憶・学習があがるのか?

それは 猛獣と出くわした場所を
覚えておかないと危険だし

猛獣の「攻撃パターン」を学習していかないと
全滅する恐れがあるので
記憶・学習能力も増強するわけです

まとめると
緊張すると ノルアドレナリンによって
身体能力
集中力・判断力
記憶力・学習能力などが上がる

これらはパフォーマンスをあげるので
現代における私たちの
面接・試験・ スポーツ・発表会・演奏会などで
有利に働き 成功に導く

つまり緊張は
「敵ではなく 味方だった」といえるのです

これを知っておくだけでも、
今後、緊張とうまく付き合えそうな気がしませんか

「それでも 私は緊張しそう」という方のために

ここからより 緊張を味方につける
「具体的な方法」を紹介します

緊張を味方にするコツ①
目的を変える

緊張してしまう理由の一つに
失敗してはいけない(自分をよく見せたい)
というのがあります

例えば 発表会・演奏会で
「どうしても失敗は許されない」
と思えば 思うほど
かえって 緊張が強くなるでしょう

これを解決するには、
目的を変えてしまう

例えば 楽器の演奏だと

多くの人が
「間違わないこと」を目的にしがちですが

間違わずに弾けたとしても
観客の心に響かないなら
少し 寂しい気がしませんか

反対に 演奏を間違っても
観客が楽しんでくれて
「よかったよ」と絶賛してくれたら
間違いは「別に大した問題ではなかった」となる

目的を「失敗しないこと」から
「相手を楽しませること」
もしくは「自分が楽しむこと」に変えると

緊張も ほぐれ
普段以上のパフォーマンスを
発揮できるのではないでしょうか

緊張を味方にするコツ②
感謝をする

マラソン選手 カール・メルツァーは
3500kmという膨大な距離を
46日で走るという世界新記録を出しました

チャレンジが終わるまでは

記録を伸ばせるか…
最後まで完走できるか…など
プレッシャーは計り知れなかったでしょう

しかし 終了後 カールは言いました
「悲観的になるたびに
支援してくれた人たちへの
感謝の言葉を口にしてきました
すると パフォーマンスが上がるんです」

この感謝というテクニックは
カールだけのものではありません
私たちの「緊張の場面」にも使えます

発表会において 集まってくださった人に
心の底から感謝をすると
緊張は和らぎます

なぜなら 感謝には
幸せホルモンを出し
リラックス効果があるからです

他にも 面接が始まると同時に
面接官に 心の底から 感謝をして お辞儀してみましょう

面接官がいないと、面接すらできないわけですから
感謝は できるはずです
すると、幸せホルモンの効果で
落ち着いて面接に臨める(のぞめる)と思います

受験生なら 試験の直前で感謝ができます
勉強を教えてくれた先生たちや
衣食住を支えてくれた親に感謝ができますね

ぜひ試してみてください

緊張を味方にするコツ③
完璧主義を やめる​

完璧主義 自体が​悪い​ことではないですが

完璧を​目指そうとすると
緊張が強くなりやすい

だって完璧って 難しいから

では どうすればいいのか?

完璧主義 から ​最善主義に​する​
最善主義とは、
今の​状況の​中で ベストを​尽くすと​いう​考え方

こう切り替えるだけで、
緊張はグッとさがり
パフォーマンスが上がると思います

人間は 適度な緊張なら
パフォーマンスが上がるのですが
過度な緊張になると

頭が真っ白になったり
体が硬直したりします

そうならないためにも
ハードルが高い完璧主義ではなく

最善主義へと 切り替え
適度な緊張が
私たちの味方になってくれることでしょう

緊張を味方にするコツ④
睡眠を十分にとっておく

睡眠時間が 6時間未満の人は
交感神経が優位になりやすいそうです

交感神経とは、
緊張が「強くなりやすい状態」

なので普段から
睡眠をしっかり とっておくようにしましょう

具体的には
7時間以上 眠る習慣をつけておけば

「緊張しやすいタイプの人」でも
リラックスしやすくなると思います

また、睡眠が充実することで
集中力・判断力も上がるので
より 緊張しなくなることでしょう

緊張を味方にするコツ⑤
予行演習をする

緊張を味方につけるには、予行演習が必須です

なぜなら緊張は
不安から 生じますが

緊張しやすい人(あがり症)の人は
不安を司る 脳の扁桃体が
興奮しやすくなっています

この興奮を抑えるには
予行演習がかなり有効

予行演習によって
「危険はないよ」と脳に教え込ませる

ですから 人前で話す予定がある人は
事前に 友人の前で 練習をしておいたり
とっさの質問に対して
「答え」を用意しておくのもいいでしょう

試験ならば 模擬試験を受けておきましょう
試験会場の空気にのまれなくなったり
時間配分を掴むことで
緊張・不安は 少なくなると思います

いかがでしょう
なんとなく「緊張を味方にできそうな気」がしてきましたか?
念のため ここからは
本番直前で使えるコツを
もう4つだけ紹介しておきます

直前で使えるコツ①
筋肉をほぐす(笑顔になる)

筋肉を緩めると それに連動して
副交感神経 優位(リラックス)となります

なので、本番が始まる前に
ストレッチで 体をほぐしておきましょう

また笑顔になることも
「表情筋を緩め」副交感神経に働きかけます

なので 本番前は
作り笑顔もしておきましょう
ちなみに 笑顔は 10秒以上続けると
副交感神経に働くようです

また本番前だけでなく
始まった瞬間(人前に出た瞬間)も
にっこり笑う ことです
笑うことによって、
幸せホルモンが出るので
リラックスへと導いてくれます

「なかなか人前で笑えない」という人は
日頃から 笑顔の練習をしておきましょう

笑顔も 表情筋という 筋肉で構成されます

ジムで体を鍛えたら
重たいバーベルが挙げられるように
表情筋を鍛えたら
笑顔もつくりやすくなるのです

直前で使えるコツ②
深呼吸 & ゆっくり話す

深呼吸をすると 副交感神経 優位となり
リラックスできます

簡単な呼吸法は

4-4-8呼吸法です

4秒かけて息を吸い
4秒間 息を止めて
8秒かけて息を吐く
これを4セット繰り返しましょう

ちなみにこの4-4-8呼吸法を
寝る前 布団の中で行うと
眠りやすくなるので参考に

また スピーチなど 人前で話す場合は
ゆっくり 話すことを意識しましょう
ゆっくり話せば
副交感神経が優位になるからです

緊張すると 早口になる人がいますが
早口は 呼吸も浅くなり
交感神経優位になるので注意してください

直前で使えるコツ③
姿勢を正す

オークランド大学
の実験で
2グループにわけて スピーチをしてもらいました

​
A グループは 普段の姿勢のまま
​
B グループは 背筋を伸ばして もらいました

結果、姿勢を正したグループでは
​不安↓ やる​気↑ ​ ​スピーチも​うまくなった​
​

ぜひ試してみてください
次が最後です

直前で使えるコツ④
魔法の言葉を唱える

ブルックス教授の研究にて

被験者を2グループにわけました

Aグループでは
本番前に「ワクワクする」と言ってもらい
Bグループでは
「落ち着いて」と言ってもらう

この両者に スピーチをしてもらった結果
「ワクワクする」と言ったグループの方が

リラックスして
より長い時間 説得力のあるスピーチを披露

数学の試験を してもらった結果
「ワクワクする」と言った方が
正解率が8%アップ

カラオケをしてもらった結果
カラオケ採点システムの
「音程・リズム・音量」などが
「ワクワクする」と言った方が80%の正確さ
「落ち着いて」と言った方が69%の正確さ でした

つまり 本番直前に
「ワクワクする」と言ったほうが
パフォーマンスが上がった結果となったのです

ぜひ、本番前に「ワクワクする」と声に出してみてください
ちなみに「心に思うだけ」ではダメで
声に出すことで、脳の大脳皮質から
扁桃体に働きかけるとのことです

最後に

いかがでしょうか
「緊張が悪者ではない」と知れば
それだけで 少し心が和らぐことと思います

それから小林正観さんが言われた
緊張しないコツ としては

「自分が大したもの と思わなくなれば
緊張しなくなる」と言われてました

また 成功・失敗はわけられない
たとえ失敗したとしても
それが次の成功に繋がるわけですから
始まる前から「失敗」ばかりを
気にしなくていいのではないでしょうか

緊張する場面というのは
「人前である」ことがほとんどですね
だとすれば「誰かを喜ばせる場」とも考えられる

ぜひ 緊張を味方にして
今後 みなさんが
誰かに喜ばれてもらえたら嬉しく思います

参考にさせていただいた書籍↓